
どうも!カラオケでは全く歌える歌がない作曲家、霧切酢です!!
今回のお題は「発声」について!😎
声優やボーカリストさんは必見ですよ👀
割と間違った知識がそのまま広まっているので
それに惑わされないよう個人的にまとめてみました♪
今回はこれらについて考えていきます
・声量=息の量
・腹式呼吸
・喉を開く
それでは順を追ってみていきましょー😎
#歌の練習方法 #間違った練習
世に出ている情報の大半は天才基準である
発声法に限った話ではありませんが
こういった場合は少なくありません
例えるなら、すげー美人👸や イケメン🤴に
「なんでそんなにモテるの?」
て聞いているようなものです
彼ら基準でやってることを語られ
一般の人が真似をしたところでほぼ無意味です
「ただしイケメンに限る」ってやつですね😂
世に出ているノウハウの多くは元のスペックが
天才である人が語っている場合がほとんどです
完全な嘘というわけではないのですが
”一定の基準を満たしている人が使うから有効である”
というわけです
① 声量=息の量ではない
”しっかり腹式呼吸で息を吸って勢いよく声を出しましょう”

こういった話を一度は耳にした方は多いかと思います
しかし、実際のところしっかりとした声を出すのに
息の量はそこまで関係ありません
しっかりとした発声ができている人は
割と少ない息の量で大きな声を作っています
少ない息の量でしっかりした声が出せるから
ロングトーンなども十分に出せるんですね😮
声というのは声帯を振動させることで
声の素となる音を作ること
しっかりとした声、大きな声を出すのはあくまで
しっかりと声帯を振動させる技術
発声法と呼吸法は分けて考えましょう
② 腹式呼吸はあくまで声を安定させるだけ

①と同じで ”発声法≠呼吸法”
腹式呼吸を使ったからといって必ず
大きな声を出せるというわけではありません
例えば、人は仰向けになると自動的に腹式呼吸になります
もし本当に腹式呼吸を使うだけで大きな声が出せるなら
その状態でしっかりとした声が発声可能のはずです
腹式呼吸というものは確かに発生の際に
効率の良い呼吸法ですが
それはしっかりと声帯をコントロール、振動させて
質の良い発声法ができる人に効果があること
大抵の人は腹式呼吸で吸った息が声にならず
口から息が漏れてしまっているだけの人が多いです😣
これは録音してみると顕著ですが
・しっかりとした発声ができている人ほど
声に息の成分があまり入っておらず(息を混ぜる発声法は別)
・しっかりとした発声ができていない人ほど
声に息の成分が多く入っています
自分の発声がどうなっているか気になる方は
録音してみると判別できるかもしれませんね
③ 本当に喉を広げると声は出なくなる

”大きく口を開いて喉を開こう”
という教え方を聞いたことがあるかと思いますが
”喉をリラックスさせよう”もほぼ同じ意味ですね
マジで喉を開いたら声は物理的に出ません
そもそも声を出すための声帯というのは
2枚の弁のようなもので
声を出す際は、これらをある程度閉じた状態で
空気により振動させます
そして声帯というものは喉の内側にあるため
喉を開くと空気が通り抜けるだけで声帯が振動しません
息を吹きかける時やあくびをしている時などが
本当の意味で喉を開いた状態です
おそらくですが、声帯を閉めてぐっと引っ張るような感覚が
喉を開く感覚と似ているため誤って広まったのだと思います
正しくは
声帯を閉じるための筋肉には適度に力を入れて
他の部分はリラックスさせる
という言い方の方が適切でしょう
なぜ腹式呼吸(息の量)=声量と広まったのか?
私の見解では、主に2つの理由が挙げられます
・1つは才能がある人が自分の感覚そのままを人に教えたから
人に教える立場の方はある程度実績を出した方であり
元々才能を持っていた人が多いです
そして大抵の才能のある方は自分の才能に無自覚なまま
自分の感覚を無差別に発信してしまいます
本来なら
声帯のコントロールがしっかりできている
声帯のコントロールによりしっかりとした声が出せる
しっかりした声に上乗せで腹式呼吸などで全体を安定させる
という手順を踏むことでしっかりとした声にたどり着くのですが
1~2の部分が無自覚なため、いきなり”3”を説明してしまうんです
つまり
天才はみんなが自分と同じで、ある一定の基準を
満たしてることを前提として話していたのでしょう
・2つ目は強引な方法で大きい声を出すことが可能だったから
これは人間の体の構造上の話ですが
大量の息を一気に吐き出そうとすると
喉を守るために声帯が無意識のうちに若干閉じます
つまり意識して声帯を閉めて声を発せなくても
強引な力技である程度まで大きな声が出せるのです
イメージとしまして、何か指で物を弾くときに
デコピンで力を貯めて物を弾く=声帯のコントロール
指1本の力だけで物を弾く=強引な声の出し方
が近いかと思います
強引な方法でも大きい声が出せるなら
それでいいじゃんと思いがちですが
以下のような声質の違いが出てきてしまいます
【声帯をコントロールした声】
声帯を閉じる
↓
空気が声帯を振動させる
↓
声になる
よって
声の立ち上がりが早い
声にハリがある
余分な息の成分が少ない
若干詰まった感じに聞こえる
【強引に大量の息で出した声】
大量に息を吐く
↓
息に釣られて声帯が閉じてくる
↓
空気が声帯を振動させる
↓
声になる
よって
声の立ち上がりが遅い
声帯がしっかり閉じていないので声にハリがない
余分な息の成分が多いため不明瞭
大量の息を出している状態でしか音量が出ないので不安定
このような具合に声質に差が出てきます
声帯のコントロールが出来ていないと、力強い歌の歌唱や
屈強なキャラの声を当てることが不利になります
色々な声を聞いてみて、どんな発声をしているか
研究してみるといいかもしれませんね😋✌️
まとめ
さて、今回は誤った情報について書いてきましたが
問題はどちらかが優れているかではなく
自分がどう進み、目標を決めて取捨選択していくのか
ということの方が重要です
正直なところ、自由に自分の声帯をコントロールできて
色々な声や張りのある声が出せる方が有利なのは事実です
必然的に喉への負担も少なくなるという観点からも
声を使った職業の方は長く続けることが出来るでしょう
事実として現役の大ベテランの声優さんは大抵
声帯のコントロールが出来ている方たちです
しかし、実際にプロの歌手や声優として現役で活動している中には
声帯のコントロールが出来ていない方も多数いることも事実です
また、逆に無意識に声帯を締めて声を出してしまうので
ウィスパーボイスが上手く出せないという方もいます
大切なのは
今現在の自分がどういうスペックを持っているのか
その持っている武器でどう戦うか
その為には何が必要なのか
これらを考えて誤った情報に流されず
適切な練習を続ければ
必ず自分に合ったやり方が見つかるはずです
それでは今回はこの辺で!☺✨
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