発声法でありがちな間違った知識📣

更新日:3月22日



どうも!カラオケでは全く歌える歌がない作曲家、霧切酢です!!



今回のお題は「発声」について!😎

声優やボーカリストさんは必見ですよ👀


割と間違った知識がそのまま広まっているので

それに惑わされないよう個人的にまとめてみました♪


今回はこれらについて考えていきます

・声量=息の量
・腹式呼吸
・喉を開く

それでは順を追ってみていきましょー😎


#歌の練習方法 #間違った練習

 

世に出ている情報の大半は天才基準である



発声法に限った話ではありませんが

こういった場合は少なくありません


例えるなら、すげー美人👸や イケメン🤴に

「なんでそんなにモテるの?」


て聞いているようなものです



彼ら基準でやってることを語られ

一般の人が真似をしたところでほぼ無意味です


「ただしイケメンに限る」ってやつですね😂



世に出ているノウハウの多くは元のスペックが

天才である人が語っている場合がほとんどです


完全な嘘というわけではないのですが


”一定の基準を満たしている人が使うから有効である”


というわけです



 

声量息の量ではない



”しっかり腹式呼吸で息を吸って勢いよく声を出しましょう”





こういった話を一度は耳にした方は多いかと思います


しかし、実際のところしっかりとした声を出すのに

息の量はそこまで関係ありません


しっかりとした発声ができている人は

割と少ない息の量で大きな声を作っています


少ない息の量でしっかりした声が出せるから

ロングトーンなども十分に出せるんですね😮



声というのは声帯を振動させること

声の素となる音を作ること


しっかりとした声、大きな声を出すのはあくまで

しっかりと声帯を振動させる技術


発声法と呼吸法は分けて考えましょう


 

腹式呼吸はあくまで声を安定させるだけ





①と同じで ”発声法≠呼吸法”


腹式呼吸を使ったからといって必ず

大きな声を出せるというわけではありません


例えば、人は仰向けになると自動的に腹式呼吸になります


もし本当に腹式呼吸を使うだけで大きな声が出せるなら

その状態でしっかりとした声が発声可能のはずです



腹式呼吸というものは確かに発生の際に

効率の良い呼吸法ですが


それはしっかりと声帯をコントロール、振動させて

質の良い発声法ができる人に効果があること



大抵の人は腹式呼吸で吸った息が声にならず

口から息が漏れてしまっているだけの人が多いです😣



これは録音してみると顕著ですが


・しっかりとした発声ができている人ほど

 声に息の成分があまり入っておらず(息を混ぜる発声法は別)


・しっかりとした発声ができていない人ほど

 声に息の成分が多く入っています



自分の発声がどうなっているか気になる方は

録音してみると判別できるかもしれませんね













 

③ 本当に喉を広げると声は出なくなる





”大きく口を開いて喉を開こう



という教え方を聞いたことがあるかと思いますが

”喉をリラックスさせよう”もほぼ同じ意味ですね


マジで喉を開いたら声は物理的に出ません



そもそも声を出すための声帯というのは

2枚の弁のようなもので


声を出す際は、これらをある程度閉じた状態で

空気により振動させます


そして声帯というものは喉の内側にあるため

喉を開くと空気が通り抜けるだけで声帯が振動しません



息を吹きかける時やあくびをしている時などが

本当の意味で喉を開いた状態です


おそらくですが、声帯を閉めてぐっと引っ張るような感覚

喉を開く感覚と似ているため誤って広まったのだと思います



正しくは


声帯を閉じるための筋肉には適度に力を入れて

他の部分はリラックスさせる


という言い方の方が適切でしょう



 

なぜ腹式呼吸(息の量)=声量と広まったのか?



私の見解では、主に2つの理由が挙げられます



・1つは才能がある人が自分の感覚そのままを人に教えたから




人に教える立場の方はある程度実績を出した方であり

元々才能を持っていた人が多いです


そして大抵の才能のある方は自分の才能に無自覚なまま

自分の感覚を無差別に発信してしまいます



本来なら


  1. 声帯のコントロールがしっかりできている

  2. 声帯のコントロールによりしっかりとした声が出せる

  3. しっかりした声に上乗せで腹式呼吸などで全体を安定させる



という手順を踏むことでしっかりとした声にたどり着くのですが

1~2の部分が無自覚なため、いきなり”3”を説明してしまうんです



つまり


天才はみんなが自分と同じで、ある一定の基準を

満たしてることを前提として話していたのでしょう



 

・2つ目は強引な方法で大きい声を出すことが可能だったから



これは人間の体の構造上の話ですが


大量の息を一気に吐き出そうとすると

喉を守るために声帯が無意識のうちに若干閉じます


つまり意識して声帯を閉めて声を発せなくても

強引な力技である程度まで大きな声が出せるのです



イメージとしまして、何か指で物を弾くときに


  • デコピンで力を貯めて物を弾く声帯のコントロール

  • 指1本の力だけで物を弾く=強引な声の出し方


が近いかと思います



強引な方法でも大きい声が出せるなら

それでいいじゃんと思いがちですが



以下のような声質の違いが出てきてしまいます


 

【声帯をコントロールした声


声帯を閉じる

  ↓

空気が声帯を振動させる

  ↓

声になる


よって


  1. 声の立ち上がりが早い

  2. 声にハリがある

  3. 余分な息の成分が少ない

  4. 若干詰まった感じに聞こえる



強引に大量の息で出した声】


大量に息を吐く

  ↓

息に釣られて声帯が閉じてくる

  ↓

空気が声帯を振動させる

  ↓

声になる


よって


  1. 声の立ち上がりが遅い

  2. 声帯がしっかり閉じていないので声にハリがない

  3. 余分な息の成分が多いため不明瞭

  4. 大量の息を出している状態でしか音量が出ないので不安定


このような具合に声質に差が出てきます


声帯のコントロールが出来ていないと、力強い歌の歌唱や

屈強なキャラの声を当てることが不利になります



色々な声を聞いてみて、どんな発声をしているか

研究してみるといいかもしれませんね😋✌️












 

まとめ



さて、今回は誤った情報について書いてきましたが

問題はどちらかが優れているかではなく


自分がどう進み、目標を決めて取捨選択していくのか


ということの方が重要です



正直なところ、自由に自分の声帯をコントロールできて

色々な声や張りのある声が出せる方が有利なのは事実です


必然的に喉への負担も少なくなるという観点からも

声を使った職業の方は長く続けることが出来るでしょう


事実として現役の大ベテランの声優さんは大抵

声帯のコントロールが出来ている方たちです



しかし、実際にプロの歌手や声優として現役で活動している中には

声帯のコントロールが出来ていない方も多数いることも事実です


また、逆に無意識に声帯を締めて声を出してしまうので

ウィスパーボイスが上手く出せないという方もいます



大切なのは


  • 今現在の自分がどういうスペックを持っているのか

  • その持っている武器でどう戦うか

  • その為には何が必要なのか


これらを考えて誤った情報に流されず

適切な練習を続ければ


必ず自分に合ったやり方が見つかるはずです


それでは今回はこの辺で!☺✨