
AIで音楽を
ちょっと前から話題になっている
画像生成AI
全く絵の知識も技術もなくても
AIが自動で絵を出力してくれるというシステムです
個人的には以前記事にした通り
いずれ音楽もAIで制作できるようになると思います
というよりも、徐々にそういったシステムも出てきてますし
ミキシングに関しては一般的にAIの技術が参入しています
で、私が真っ先にそのAI技術によって
割を食うのが
ラップなどに用いられる
トラックメーカー
なのではないかと考えています
(あくまで私見です)
ということで今回は
AIと音楽について考えてみました!

クラブミュージックの盛り上がり
度々他の記事でも話題にしてきましたが
世界的にはラップが一番熱い!
Spotifyとかみてたらわかりますが
人気のプレイリストは大体ラップ系
クラブミュージック系で占領されています
手堅く収益化を望んでいる方で
徹底して新しいクラブミュージックを制作している人もいます
そんなわけでクラブ系の音楽も比例して
需要が急速に伸びてきていて
楽器が全く弾けなくても
ヒットソングを作れる時代
加えてラップもそこまで音楽センスがなくても
割となんとかなってしまう部分も多いです
結構夢があるお話ですね!
実際にクラブ系の曲を作る人が増えて
「楽曲は作れるけど楽器は全然ダメ」
みたいな人は増えているんだとか
そしてなんと言ってもラップ、クラブ系の強みが
SNSとの相性が抜群にいいこと

TikTokだとかInstgramといった
ショート動画との親和性がすごく高いんです
元々クラブ系って実際に演奏するわけではないので
バンド系の曲に比べて
デッカいスピーカー映えする音が多いんですよね
しかもダンス動画や近未来的な動画も人気なので
クラブミュージックの人気も比例して高いです
それに加えて拡散力もあります
音楽的にも拡散力的にも
デジタル技術の恩恵を大きく受けていると言えます
最近では無料で使えるトラックに
自分のラップを重ねて発表したりなんかも多く
常に新しく、自分にあったトラックを
探し求めている人も多いと思います
そしてトラックメーカーも飽きられないように
新しいトラックを作ってと・・・
とにかくラップをするための音楽の需要が
かなり高い状態です
と、ここまでラップの勢いについて語ってきましたが
個人的になんだか日本のイラスト界隈に
近いような印象を受けたのです
SNSとの相性が良い
色鮮やかな作品が作れる
拡散力が高い
などなど・・・!
デジタル作画もラップ同様
デジタル技術の恩恵を大きく受けています

そして昨今の画像生成AIの騒動も
デジタルで受けていた恩恵が
そっくりそのままAIに奪われてしまった
という流れがあるのではと感じました
加えて双方とも
作る過程よりも完成品への関心が高い
イラストにしてもトラックにしても
どんなふうに描いたり制作したりしているのか
重要視する風潮はほとんどないと思われます
(もしかしたらそういうのが好きな人もいると思いますが)

音楽はショービジネス
ここで音楽を原点から考えてみると・・・
音楽というのは元々人に見せてお金を稼ぐ
ショービジネスとして始まりました
そこから録音技術が生まれたため
加速度的に音楽が商品として扱われるようになりましたが
楽器を演奏するジャンルにおいては
今だにこの側面を持ち続けています
これは単なるトラックメーカーでは
持ち合わせていない要素ですね
将棋など人間の技術や戦いを楽しむジャンルで
AIが流行らなかったように
バンド系の音楽は原点に回帰することで
需要が継続していく可能性がありますが
完成品のみを求められる
トラックメーカーは割りを食うかもしれない
と考えています!
そもそもの話
アナログ重視の音楽のジャンルにとって
デジタル要素とは時にマイナスに働くことも多いです
アナログな演奏において一番良い環境は
生の機材で生演奏で演奏を聴いてもらうこと
そこから引き算をしていく感覚で
デジタルアンプ、電子ドラムのような
デジタル機材を使用する
デジタル録音を採用する
みたいな感覚があったりします
これはDTMでも同様で
如何にデジタル臭さを消すことができるかが
生演奏系ジャンルの制作で求められてきます
そんなわけで
AIで音楽が作れるようになると
もう一度今の音楽の主流が変化するのでは?
と予想しています!
もちろんトラックメーカーや
ラップ文化がより多様になる可能性もありますが
ショービジネスとして有利なジャンルが
盛り返す聞が来るかもと思っています🎸
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