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バンド練習での音作りのコツ



バンド練習は気遣いも!



防音設備のあるスタジオに入ると



普段出せないような大きい音が出せるため

ついついうるさい音を出してしまいがち!



しかし、練習の段階から良い音作りができれば

練習の質を上げることは勿論


メンバーの負担を減らすこともできます



そろそろコロナ騒動も落とし所が見えてきたので

久しぶりにバンドしたい!


という方もいらっしゃるでしょう



そんな方のために



良いアンサンブルの音作りのコツについて

書いていきたいと思います!



 



電子楽器は要注意!



電子楽器というのは非常に効率の良い楽器ですが


その気になれば

どこまでも音量を上げることが可能



それゆえに音量の調整が難しいです



そのため


スタジオに入ってある程度セッティングして

いきなり全パートで音を出して音量決めを行わないこと



楽器の音量を決めていく際には

電子楽器系は後回しの方が良かったりします




というかそもそもの話


スタジオに置いてあるアンプの音量を

「3/10」にしただけでも爆音になるので


あんまり選択肢はないのですが・・・



 


そこで、まず気にしなければならないのが


電子的に音量が上げれない楽器



マイクを使用しないこと前提ですが

ドラムが該当しますね




ドラムが無理に力もことなく

安定して叩けれる所で音量を取り


それに合わせて

他のパートを詰めて行った方が整いやすいです



 


次に優先したいのがボーカルです





ボーカルもマイクを使用するので

一見音量で困らない印象もあります


しかし!



実際にスタジオに入ってみるとわかるのですが


ボーカルのマイクは

思っている以上にハウリングしやすいです



勿論ある程度高音域を削ることで軽減できますが

それにも限度があります



演奏者側がお構いなしに音量を上げてしまい

結果としてその負担がボーカルにいってしまう



そしてマイクの音量を上げるのにも限界があるので

ボーカルが必要以上に声を張り上げなくてはいけない


この負のスパイラルに陥ってしまうと

ボーカルの負担は凄まじいものとなり


短時間で声が枯れやすくなってしまったり

本来の歌唱力が発揮できなくなったりします



ひどい時は


このスタジオでの無理な歌い方が

曲として定着してしまう場合もあります




 


帯域にも注意!



音量の次に電子楽器に気をつけて欲しいのが


帯域(EQ)!



電子楽器のトーンについてですね



帯域EQ調整は楽器の音作りのために

行うという印象を持っている方も多いと思いますが



実は楽器同士の調整の意味合いの方が

大切だったりします



 

ギターやベースがやりがちなこととして


低音をズンズン響かせすぎ問題



低音がドッシリ出ていた方が迫力があるので

必要以上に低音を出してしまう人は多いです



低音域は下の方に溜まりやすいというか


聴感上以上に音が出ていることに

気が付かないケースも多いです



また、低音域は内包している力が強いので

他のマイクやアンプを無駄に振動させたりもします



 

逆に高音域は上の方でグルグル回るように響くので

音の平衡感覚が狂ってしまったような感覚になったりします



ドラムはシンバル系が甲高い高音を

それ以外が低音域を持っていて


かなり音域も幅広いのが特徴です



このドラムの音域の広さにも注意して

電子楽器は音作りするといいでしょう!!



 

スタジオの音作りに関しては


PA的な視点やミキシングの視点がないと

なかなか判断がつきにくいところがあります


あんまり専門的なことをやろうとすると

少々ハードルが高いので


  • ドラムを第一に

  • 次にボーカルの音量



といった具合に音量をEQを詰めていけば

結構すっきりとした音作りができます!



ぜひ実践してみてくださいね!!




きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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