JAZZに入る前に
Bluesをプレイできるようになろう!
みたいな事がたまに言われることがあります
今でもBluesはJAZZにとどまらず
ロック・ファンク・R&B...
様々なルーツミュージックを始める前に
推奨されることが多いですね!
特にJAZZの場合だと色々と親和性も高いのです😉
大きく分けて親和性が高い要素は2つ!
① コード進行
②リズム
この2つ!
ポップスなら「ほぼ同一じゃん!」
って感じるくらい重要な要素が被ってますね!
JAZZはBluesを複雑化させたもの
なんて言われるくらいですからね
それでは順番に見ていきましょう!
JAZZには至る所に起承転結がある!
楽曲における起承転結と聞くと
”楽曲の始めから終わりまで”
と想像する方も少なくないかもしれませんが
JAZZの場合は少しばかり意味合いが異なり
特定のコード進行が起承転結の役割を果たしています
Ⅱ Ⅴ Ⅰ(ツー・ファイブ・ワン)
ジャズを語る上で欠かせないコード進行!
一つの楽曲中に頻繁に出てくるコード進行です
キーCで表記してみると
Dm G7 Cmaj
というコード進行になります
サブドミナント・ドミナント・トニック
という役割を持ったコードを使うことで
このコード進行で起承転結を作っています
Dmの所が 「起」
G7で最も盛り上がる 「承・転」
Camajで解決する 「結」
JAZZの場合はこんな具合に大きな意味合いを持たせています
また、JAZZにおいて
このツー・ファイブ・ワンの進行を利用して
転調・部分的な転調を行うことも珍しくありません
JAZZプレイヤーは
こう言った”コード進行に含まれた意味”を
理解する能力も求められています
で、Bulesの場合
このツー・ファイブ・ワンのコードのみ
12小節で楽曲が構成されています
厳密にいえばやや使い方が異なっていたりしますが
基本的な構造は同じで
JAZZよりもお手軽にコードに対するハーモニーの感覚を
養っていくことが出来ます
よく行われるBluesのセッションを例に出してみますと
A7 D7 E7
トニック・サブドミナント・ドミナント
これら3つのコードでBluesのセッションは進行します
Bluesの場合だと
ドミナント E7
のコードの部分で
一番盛り上がるように演奏してみる
こういった感覚から
ツー・ファイブ・ワンの感覚を鍛えることが可能です
シャッフルとスウィングはかなり近い
ジャズといえばスウィング!
スウィング無くしてJAZZはプレイできません
現代のJAZZはかなり複雑化していて
求められるハーモニースキルも高レベルなのですが
そもそもJAZZもスウィングさえできていれば
JAZZっぽくなります
ハーモニーよりもリズム
というくらいにスウィングは重要!
で、そのスウィングは
Bluesで使われているシャッフルとほぼ同じです
スウィング = 4ビート
シャッフル = 8ビート
この違いはありますが
根本的なアクセントの付け方は一緒
ビートが異なると
細かいゴーストノートなどの使い方が変わってきますが
Bluesのシャッフルを早くしていく感覚で
スウィングを演奏できるようになってきます
JAZZの場合、ハーモニーが複雑であったりと
考えることが沢山あるのでその分慣れるまで時間がかかります
その点、Bluesはある程度制限が設けられているので
基礎となる部分を鍛えるのに持ってこい!
また、コード進行の役割を理解したり
曲の展開に対する緩急のつけ方も分かってきます
こう考えるとBluesは本当に奥深いですね!
Blues未体験の方も
是非一度触れてみてはいかがでしょうか?😆✨
Comments