チケットノルマのあるライヴハウスは一度潰れた方がいい~鬼滅の刃に学ぶ~

更新日:3月22日



ミュージシャンをやってる身として



何言ってんだコイツ


な話題!



元バンドマンとして、現役ミュージシャンとして


「ライヴハウスってこうなったほうがいいよな」



と感じたことを


個人的な解釈で書いていきたいと思います!


(ライヴハウス経営者の方ごめんなさい)



#チケットノルマ

#ライブハウス


 

チケットノルマとは?



チケットノルマとは


ライヴハウス側が出演者、アーティスト


「こんだけお客さん呼んできて」



と課す集客のノルマのことです



このノルマを下回った場合は

その分の代金を出演者が支払うという仕組み



出演料の一種だ」


という見方もできますね



こうすることによって最低限の

収益をライヴハウス側は保証されます




しかし、これは最低限の補填であり

ほとんど利益にならないというのが現状です


 

出演料としてならいいのでは?



確かに


  • ホールを借りる費用

  • スタッフの人件費

  • 機材レンタル料



などを考えると

その分の料金を支払うことは妥当である


という意見も間違ってはいません




しかし



そもそもバンドやアーティストは



ライヴハウスにとって委託先の業者であり

 アーティストはサービス業である



・アーティストの集客が一方的に

 ライヴハウス側が得をする仕組み



ということを忘れてはなりません



後、個人的な意見になりますが

レンタル代として考えるなら


もう少しエンジニアとしてのスキルなど

見直すべき点が多い店もあるかなとも思います


 

アーティストはサービス業




サービスと聞くと日本では


「無償で何かを提供すること」


と認識している方も多いかもしれませんが



正しくは



自分の技術などを提供し、利益を得る


業種を意味します



飲食店、美容院、ホテルなどが該当します

ライヴハウスも分類的にはサービス業です



つまり、アーティストはライヴハウスのお客ではなく

ビジネスパートナー、外注先


ライヴハウスに演奏などのショーを提供します



なので、本来は



ライヴハウス側がアーティストに報酬を支払い

アーティストは演奏をライヴハウスに提供する


それらで発生した利益ライブハウス側が得る



という形が正しいのです



「いやいや、M3とかも入場料とるじゃん!」


と思うかもしれませんが



M3の場合はサービス業ではなく販売業



技術ではなく商品を直接売って利益を得るため

サービス、商品の代わりにお金を主催側に支払うのです



アーティスト側がライブハウスに支払うお金があるとすれば

物販を希望した場合の手数料くらいかな


と思います


 

チケットノルマはフェアではない





では何故ライヴハウス側がアーティストに

報酬を支払う形にしないのか?



単純に



音楽に関心のある人を集客することが

如何に難しいか分かっているからです



儲からないからやりたくないんです



取りあえずノルマさえ設定しておけば

最低限いくらかお金は入ってきますし



アーティストが呼んだお客に

ドリンクや食べ物を提供し



集客をせず更に利益を得ることもできます



更にアーティストがノルマを達成すれば

それ以降の売り上げにマージンを取るところもあります



 

ライヴハウス側にも事情はある



ここまで書いてしまうとライヴハウス側が悪く見えてしまいますが



ライヴハウスにも事情はあります



そもそもライヴハウス経営者のほとんどは音楽が好きで

採算度外視で経営していらっしゃる方が大半



お金よりも情熱を大切にして

膨大な初期投資をしてライヴハウスを作るのです



それに昔はチケットノルマを設定しなくても

勝手に人がライヴハウスにやってくる



という時代もあったのです



しかし、時代の移り変わりによって

物事の需要は変化し


その結果仕方なくチケットノルマ制度を設けた


という背景があります



それがいつしか”ホール使用料として仕方がない”

ということに置き換わってしまいました



 


結局チケットノルマは悪ではないのか?





バリバリのです



そもそもの話


初期投資のかからないビジネス

リスクのないビジネスなんてありません



ほぼ全ての法人、個人事業において

初期投資も、研鑽する日々も、失敗するリスクもあります



世の中には経営難の末潰れてしまう起業なんてごまんとありますし



アーティストだって初期投資もかかるうえ

プロを目指すならリスクはライヴハウスの比ではありません



本当に心の底からライヴハウスよりもアーティストの方が

リスクが少ないと思っているのなら


ライヴハウス経営ではなく

自身がプロのアーティストを目指してもいいはず




アーティストも他の企業も


時代の流れや廃れを見ながら戦略を立てて

生き残るために必死です



結局のところチケットノルマとは



そういったどこの企業も当たり前にやっている努力を放棄し

アーティストに責任を丸投げしてしまっているんです



チケットノルマはあくまで売り上げの補填であり保険


年金や生活保護と変わりません


 

チケットノルマが良くないもう一つの訳




私が一番言いたいのが、実はこのこと



チケットノルマではライヴハウスは救えない



ということです



ライヴの集客をアーティストに完全に任せてしまっているため

お客さんがライヴハウスに関心を持つことはほぼありません



だってアーティストに会いに行っているだけ


ですから


お客さんからすればライヴハウスに行っている

という感覚は薄いでしょう




「このライヴハウス気に入ったから

 定期的に通ってみよう」



こんな風に思ってくれる人が果たして

どのくらいいるのか・・・



一方アーティストは


音楽以上に自分たち自身ブランド化

好きになってもらうため


今のご時世ライヴ以外の収益方法はいくらでもあるんです



ライヴハウス側も

いつまでもチケットノルマという保険に頼らずに



ライヴハウス自身の魅力で本当のお客をつかみ

売り上げを上げなければいけません


 

鬼滅の刃から学ぶこととは?



で、ようやくここまで来て

タイトル回収をしたいと思います!


皆さんも一度は目にしたことがあるはず


「鬼滅の刃」



アニメ化を皮切りに空前の大ヒットを記録しました



元々アニメ化前から人気はそこそこありましたが

アニメとともに爆発的な人気になりました!



で、色々と言われていますが

何がここまでヒットする要因になったのか?



それは



普段少年漫画、アニメを観ない人に

幅広く受け入れられたから



という点に尽きると思います


実際に私の友人の中にも


  • 少年漫画を一度も読んだことがない

  • アニメも関心が無い



という人もハマっていました




数多くのアニメを観てきた人にとっては



「王道を寄せ集めただけのストーリー」


「アニメの作画がすごかっただけ」



という意見もあるでしょう



でも、そういうことって



興味のない人にとっては

糞ほどどうでもいいんです



大事なのは



コンテンツに触れた人が楽しめたかどうか


楽しめたからそれにお金を使いたい



こう思わせることが出来るかです




まあ結局何が言いたいのかというと



ライヴハウスがやるべきことは

アーティストからお金を取ることではなく



如何に音楽に、ライヴハウスに興味がない人に

好きになってもらえるか、受け入れてもらえるか



これを模索し続けて

ライヴハウス自体のブランド力をつけること



一部の売れているアーティストに

おんぶにだっこ


このままでは業界が成長することはありません



興味のない人、幅広い人に受け入れられ

喜んでもらうことがお金につながる



これこそがライヴハウスが今一番

やらなくてはならないことです



というか


チケットノルマ制度が出てきた段階で

ある程度限界は見えていたはずなので


もっと早くから動いておくべきだったんですね😥


 

まとめ


・本来ならライヴハウスと出演者は対等

・チケットノルマは根本的な解決にならない

・ライヴハウスには変化、新規開拓が必要

・鬼滅の刃を見習う!


何故今更こんなことを記事にしたかというと



SNSでの営業が悪質なことが多いからです



私としては


「アーティストもライヴハウスも好きなようにすればいい」


と考えている派です

最終的には自分に結果が帰ってくるわけですからね



しかし、たまにやってくるSNSでの営業がかなりしつこい



ハッキリと「ライヴはしません」と返事をしても


「そうなんですか?今度〇〇で出演しませんか?」


と、もはや会話にすらならない人もいました😅

最低限のマナーは守って欲しいものです・・・



今回はライヴハウスに焦点を当てましたが

これは私がやっている作曲家にも言えること


私自身常に変化に対応するため、日々勉強です




誤解してほしくありませんが


個人的にはライヴハウスは好きですし

出演するのも観るのも好きです



ですが、このまま業界が先細りしていくくらいなら



いっそチケットノルマ制度の収益のみ

やりくりしているライヴハウスは


一度潰れてしまった方が音楽業界のため



とすら思っています



だって今のご時世


SNSを使えば世界に向けて自分の曲を発信できるし

もっと費用を抑えて配信ライヴもできます



自分の曲を披露する場がライヴハウス1本だった時代は

遠い昔のことですからね



それでは今回はこの辺でー!✨