専門用語を覚えよう!
今回は音楽理論に関する話題
トライトーンについて
説明したいと思います
説明と言ってもそんな難しいことではないので
用語だけわかればOKです😉
トライトーン=dimコード
厳密には違いますが
名称が異なるくらいの認識でいましょう!
”本来の意味は全音3つ”
という意味を持っているため
指定した音の”完全5度の半音下”
というのが正式なトライトーンです
かなり不安定な音のため
「悪魔の音階」と呼ばれたこともあります
よく似た用語にトライアドというものがありますが
こちらとは別の意味を持っています
トライアドは基本的な1音飛ばしで3つ音を重ねた
コードのことを指す名称ですね
何故dim=トライトーンなのか?
それはdimスケールの構造にあって
半音3つ分の間隔で音を並べていき
それがグルグルと回っているような構成になっています
そのため
半音3つ分の関係にあるdimコードは
同一の物と見なされる傾向があります
例を挙げますと
B dim = D dim = F dim= G# dim
みたいな感じですね
割とジャズなどでもDimコードを繋げて行ったり
他のdimコードを代入するなんてことも頻繁に使われます
で、ここからが本題なのですが
半音3つ分の間隔で音が並んでいる状態のため
結果的に構成音が被るからです
半音3つx2=全音3つ
強いて言うなら、dimコードとは
2つのトライトーンを合わせて作られている
と解釈することも出来るのです
例えば"B"の音をルートにした場合は
B dim=B D F G#
というのが"B"のdimコードの構成音で
"F"がトライトーンにあたり
構成音"D"をルートとした場合は
"G#"がトライトーンになります
そして、先ほど説明した通り
dimコードは構成音をグルグルと回しているだけなので
ルートを"B"にした場合も"D"にした場合も同じ
つまり
トライトーン"F"も"G#"も同一の関係にある
と解釈できます
てなわけで、現代的な音楽理論では
トライトーンをdimコードと捉えている人も少なくありません
ジャズプレイヤーなんかでも一緒の扱いの人もいますしね
ジャズにおいてdimコードって
結構色々な意味を持ったコードだったりするんです
おそらくですが、コードトーンでトライトーンとされる
"#11th"のハーモニーなんかが出てきたため
そこら辺の情報が更新されていったのかなと思ったりします
というわけで今回はこの辺で!
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