録音形式は大きく分けて
左右の広がりのある音・・・ステレオ
1か所に固まったような音・・・モノラル
この2種類に分けられます
最近では宅録も増えて、その分録音環境も様々!
収音する範囲が広いマイクや
ステレオで録音できるマイクを持っている方も多いです
大抵の完成された音楽はステレオですし
何も知らない側からすると
「音に広がりがある方がいいのでは?」
と感じるかもしれませんが
録音の場合その限りではありません
広がりがないことは良い事!
音に広がりがあることにもデメリットがありますので
モノラルの特徴にも注目です!
音に広がりがないということは、言い換えれば
1か所に音が固まるためパワーがある
収音に均一性が出る
などのメリットがあると言えます
例えばステレオで収録できる環境で声を収録すると
収録の仕方によって声が
やや右から、左からみたいに
マイクとの距離感が悪い意味で再現されてしまい
歌の素材として扱うには適さない場合があります
ボーカルミックスのお仕事をしていると
たまにイヤホンやボイスレコーダーで収録したためか
中心からズレて声が収録されてしまっているケースも
あったりしました
こういった事はわかりやすいデメリットですね!
歌の収録と聞くと、こういったように・・・
自分の顔とマイクが向かい合うように
セッティングして録音するのが一般的ですよね?
しかし、必ずしもこうしなければならない決まりはなく
違った角度から録った方が音が良い場合もあります
例えば私の場合ですと
ポップガードを使うことにより音が若干こもる
正面から声を受け止めた時の音
こういった要素があまり好ましくないと感じた時は
敢えて斜め下から自分にマイクを向けて
自分は真っすぐ前を向いて収録する
こうすることでポップガードを外した状態でも
息がマイクにぶつかる音などを防ぐことが出来て
ポップガードが無い分
素直な音で録音することが出来ます
こうしたようにマイクの角度を利用した録音で
音質をコントロールすることが出来るので
収録した声に無駄な立体感があると
却って邪魔になってしまうのです
マイクとの距離を立体的に再現してしまうステレオより
モノラル録音の方がキレイに録音できる!
こういったメリットが
モノラル録音にはあります
じゃあボーカル録音でステレオは絶対ダメなの?
いえいえ! そんなことありません!!
例えばバックコーラスや特殊な演出をしたいときなんかは
立体感が感じられるステレオ録音の方がいいですね
「後は部屋の反響音を利用した収録をしたい」
といった時にはステレオ録音は有効的です
まあこういった事は少し難しいことなので
まずは基本を押さえてから!
というわけで
モノラル録音の方が失敗が少なく色々なことが試せる!
そんなに高くないマイクでも
使い方によっては十分良い音で録音が出来ます
せっかくなので色々と試してみましょー!!😆✨
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