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Darrellのギタートーンをちゃんと分析してみたぞ!



何故かドンシャリが定説に




むしろめっちゃMID出てないか!?



いつから主流になったのか謎ですけど



極端なドンシャリ



みたいに表現される


PANTERAのギタリスト

Darrellのギタートーン



彼のトーンをモデルにした

ペダルなんかも販売されてましたけど



なんか違くね



と頭に疑問符が浮かんだ人も

少なくないはず・・・


特にそのペダルに搭載されてる

MID CUTを使用すると



まあ聞けたもんではない

音になってしまったものです




当時からそんなことを思ってましたけど



やっぱ改めて音源聴いても

普通にMIDいっぱい出てます



もちろんコンボアンプみたいに

モリモリなわけではないですけど!



音が細くならない範囲で

ちゃんと必要な成分は残ってます


多分前述したペダルも

一般的な認識も


そういったMIDも一緒に

削ってしまってるのだと思います




口で言うより見た方が早いか

てなわけで



実際にPANTERAの音源で

Darrellのギターだけなってる箇所を


アナライザーで帯域を分析





結果はこんな感じ!



1khz付近がガッツリ減ってますが

他の中音はかなりしっかり残ってます



やはりギターに必要な成分が

ちゃんと残ってるのがわかりますね



曲によってはもっとMIDが残ってます




多分音作りがうまくいかないのは

これ以上の範囲を削ってる可能性大




じゃあDarrell特有のあの

切れ味鋭い音の秘訣は何?


というわけなんですけど



多分真空管アンプを

使ってないのが1つの理由




大抵のハイゲインアンプって


真空管が搭載されていて

その真空管に負荷をかけて歪ませる



こういった仕組みになっていますので


温かみを感じる音であったり

独特の空気感が魅力的なわけですが


悪く言えば微妙に音が潰れてるんですよ



この潰れた要素を極端に強調したのが

Van Halenとかの音ですね



多分ゲインを上げることと

音圧を稼ぐための手法だと思います



ギターが一人の状態で

バランスをとりつつ音圧を稼ぐ手段


これが当時はRec機材も技術も

今ほど発達していなかったため


潰れた質感のギターで

強引に埋めてたんだと思います





よく聞くとエディの音源って


ハイハットとギターを

両端に割り振ってバランス取ったり


とにかく音の隙間を埋めるのに

あれこれ苦労したのが見て取れます



しかし、そこに別の解釈を持ち込んだのが

Darrellだったのではないかと




Darrellってメタリカ加入の誘いがあった時に

条件にドラマーの兄も一緒にと提示した通り


かなりドラムの重要性について

研究してた気もします





ギターの最終的な音圧や

バンドとしての音の太さは


如何にドラムを

しっかり聞かせられるか



ここに焦点を当ててたのではないかと

思うのです


その結果


ギターの音の輪郭をしっかり保ち

ドラムの邪魔をしないで


音源やバンドに足りない音圧を

ドラムやベースにしっかり任せた



その答えがRandollの

トランジスタアンプ



ジャズコーラスに歪みペダル使うと

なんかDarrellっぽく聞こえる


こう言う風潮もおそらく

これが原因だと思います



もっと言えば、その後にやってくる

ニューメタルなどで見られる


ミックスの先駆けみたいなことも

やってますからね




よくPANTERAってドラムの音も

評価に上がるじゃないですか?


あれって単純に


ギターの音がドラムの邪魔をしてないので

ドラムがしっかり聞こえる


こういった事情もあるんだと思います



良かったらご参考に〜

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きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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