バンドで揉め事になりそうな曲の作り方
- 霧切酢

- 2 日前
- 読了時間: 2分

権利関係とか
どんな形で楽曲制作を進めていくか
趣味でやる分にはあんまり関係ないんですけど
実はこれでギャラ配分が
変わることもあったりする

結果的に揉め事に発展する
みたいなケースが実はあったりします
メジャーデビューした後
金銭関係でバンドが揉める原因にも
関係してるんじゃないのかなみたいな
お話!
まず前提知識となるんですけれど
『作曲』の定義とは何か?
この辺の知識があるかないかで
話の内容が見えてくるんですけど
多分世間でイメージする作曲って
一曲丸々作ること
↑
こんな感じに完成品を作る
もしくはその手前まで作ること
こう思ってる人が
結構多いと思うんですけど
法律上そうではありません
日本の法律ではメロディ(歌パート)を
作った人が作曲者となります
例え一部分だったとしても
譜面的に整理されてない
テキトーな鼻歌であったとしても
作曲者と認定されます
その後ちゃんと譜面的なメロディに直したり
フルコーラスに仕上げる作業は
全て編曲に該当します
更にもっと言いますと
例えばドラム、ピアノ、ギター、ベースなどの
他のパートを考えたりすることも
全て編曲に含まれます
つまり
テキトーに一部分だけ
鼻歌でメロディを歌う
これだけを誰かにやらせて
他の完成品として必要な作業を
全て外注したとしても
作曲者は鼻歌をテキトーに
歌った人となります
この仕組みを活用して
音楽知識がない人に箔をつけるために
作曲者を名乗らせるケースもありますしね
まあここまでお話ししたら
後はわかるかと思うんですけど
ロックバンドとかでよくやる
リフ、楽器隊の演奏だけ仕上げて
歌パートをボーカルに任せる
これやっちゃうとですね
作曲者はボーカルのみになるので
必然的に権利がボーカルに集中します
ここから作詞の権利やら
色々加算されていくと・・・
ボーカルの取り分がめっちゃ増えて
利益分配に差が出てしまう

ひどい時は楽器隊は
編曲の利益しか入ってこず
それをメンバーで割った額しかもらえない
しかも楽器隊はここから
楽器に関する経費が発生します
まあやっていけませんよね(笑
こう言ったことで不満が出てしまう場合も
全然あるわけです
とはいえ
昨今はDTMも発達してきました影響で
この権利の偏りを解消することもできますので
この手の揉め事は減ったんじゃないかなと思います
それに完全にエルフプロデュースに徹すれば
自分たちである程度裁量決められますしね
今回はお金関係に焦点を当てましたけど
音楽の権利関係は知っておいて損はないですよ!








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