DIR EN GREYの"DUM SPIRO SPERO"の凄さ、面白さについて語りたい
- 霧切酢
- 2023年12月22日
- 読了時間: 2分

革新的なアルバム!
今から約12年前にリリースされた
DIR EN GREYのアルバム
DUM SPIRO SPERO!!
随分前にリリースされたアルバムですが
和風ゴシック要素+ニューメタル、ラウドロック
の旨みが凝縮された秀逸な作品!
実際にこのバンドの作風が大きく変貌したのが
前作の”UROBOROS”で
DUM SPIRO SPEROは
この作品は延長線上に位置するのですが
前作では不慣れであった
和風要素との融合
Fales Chord Screamのミキシング
これらがかなり向上したという意味で
ある意味転換期となっています
特に当時の日本では
Fales Chord Screamが珍しく
適切な処理の仕方が浸透していなかったのは大きいです
↓Fales Chord Screamの例
低音、中低音が強調された歌唱法
Death Growlとも呼ばれているようです
大抵日本では高音域が伸びやかな
Fry Screamが多用されていたので
当時としては結構新鮮だったようです!
⇩Fry Screamの例
キレのある高音が特徴
ちなみにこの曲で使われている低音域も
Fry Screamの低音verだったりします
そんなわけで
バンドとしてもエンジニアとしても
何かと新しい挑戦が多かったのが
"DUM SPIRO SPERO"
前作のUROBOROSを聴いてみると
Fales Chord Screamがこもって聞き取りづらい
全体的にパンクっぽいミックス
などの欠点があります
それらを解消したのが"DUM SPIRO SPERO"であり
新しい試みも多いです
ちゃんとした再生環境で聴いてみると
ハッキリ音の違いがわかるのですが
DUM SPIRO SPEROでは
・ボーカルの低音〜中低音を
思いっきりカット
・楽器隊は音圧を感じる
低音、中低音をガッツリ強調
こうすることで全体のバランスを明瞭にし
楽器隊の迫力を持たせつつ
常に楽器隊が下の方にいて
ボーカルが上に浮いてるように聞こえる演出
ちょっと独特な整え方をしているんですね
通常のラウド系の曲よりも
演出重視のコンセプトが伺えます

ちなみに、うろ覚えですが
DUM SPIRO SPEROでは
海外の有名なエンジニアが
ミックスを担当していたはず。。
後に同じエンジニアの方がミックスし直した
UROBOROSもありますよ!
そんな感じで何かと面白いアルバムなので
色々と注目しながら聴いてみると楽しいですよ!
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