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Compressorを使った時の”音の劣化”は本当に劣化なのか?






本当に音が痩せてるのかどうか?



たまに見かけるレビューや感想で


「コンプを使うと音が劣化する」

「コンプで音が痩せる」



なんて意見を目にします...



もちろん、ペダルの品質によって

本当に音が劣化してるケースもありますが



個人的には


劣化していると言うより

特定の帯域が圧縮されている



このことを劣化と感じる人が

多いのではないかと思ってます!



劣化というと音質自体が悪くなっていますが


帯域の圧縮は単なる変化なので

大元の音自体は悪くなってないケースもあります



言ってしまえばcompの特製の1つってわけですね!



例えば私が持っているcompの中のコレ⇩





元祖MXRDyna Compを復刻させたcompらしく

(多分現行のDyna Compと音が違ってます)



ハリのある中音〜中高音が圧縮されがち



一見すると音がこもった感じになりますけど


別のエフェクターとかでこの部分を持ち上げると

引き締まった音へと変化します



後は試奏した限り

BOSSのcompは低音が圧縮される傾向がある


こういった音の変化こそが


単にEQなどで帯域を削ることと

帯域を圧縮することの差ですね




勿論、そういった影響がないcompもあって


例えば私が所有している Empress Effects MK2

帯域の圧縮が少ない


もしくは圧縮にムラがないタイプです







透明感が特徴的な優秀なcompで

かなり自然に音を整えることができます



ちなみにBass用の方では


低音域をどこまで圧縮するか

調整するツマミが搭載されていて


低音の力強さを残すことができます



帯域全体が均一に圧縮される中

低音のみ圧縮を外していく感じ




そうすることで

相対的にBassの低音域を引き立てたり



アンサンブルで必要な成分のみを

自然に聴かせることが出来ます



こう言った効果はEQでは出来ないんですよね!




こんな具合に



  1. compは音量だけでなく帯域も圧縮する

  2. 圧縮された帯域は引き締まる

  3. 引き締まった音は引っ込む


これを意識した上でどこまで引き締めるか

考えながら音作りするのが


compと上手く付き合っていくコツですよ!!





きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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