理論に振り回される時期
作曲をするにあたって
音楽理論を覚えるのは効率的!
音楽理論ってロジカルなことというよりは
様々な人がやってきた音楽の技法や
手法、歴史を解説したもの
大変心強いのですが・・・
覚えた手の頃は理論に振り回される!
という現象が起こりがちです
そんなわけで今回は
音楽理論覚えた手の人がやってしまいがちな
初歩的な勘違いについて解説しますよ!
作曲に興味ある人は見てみてね!
ズバリこれ!!⇧
。。勿体ぶらず言いますと
なんでもかんでも7thコードを使いたがる
もっと言えば
必要ないテンションとかを
無理に入れがちといったところでしょうか
(7thはテンションではないんですけどね)
所謂
⚪︎maj7 ⚪︎m7 ⚪︎7
みたいに音をトライアドで4つ以上積み上げるコードを
ジャンル問わずぶっ込む
7thの音というのはやや不安定な響きを持っているため
そこがお洒落に聞こえるということなのですが
そのせいでオシャレというよりも
重たいというか広がりがない和音になります
そこに気付かず7thを多用してしまう方は多いですねー!
確かに7thの音というのはオシャレな響きがあり
アンサンブルを彩ってはくれますが
ジャンルによっては不要であったり
敢えてコードで引く必要がない場合があります
例えばモダンなロック要素のある曲とか
ノリの良い曲だとか
勢いや爽快感を出したい曲であんまり使うと
こういったストレートさが薄れてしまいます
ジャンルによっては積極的にコードで弾く音を減らすことで
その分空いたスペースを活用する
みたいなことも多いです
何故7thをぶっ込みたがるのか?
理由は人それぞれだとは思いますが。。
①理論を勉強していく中で
キレイに音を積んでいくことばかり意識するから
②音楽理論はリズムには対応していないから
主にこの2つが理由かと思います!
私自身理論を勉強しましたが
自分では思いつかないようなハーモニーを勉強したり
どうやったら良い和音になるかを主に学びます
特にポップス系の音楽理論は
ジャズ理論と密接しているため
7thコードが絶対的に良いもの!
みたいな意識になったりします
その感覚のまま他のジャンルに手を出してしまう
これが1つの要因かと思います
そしてもう一つが
リズムの勉強ができていない
音楽理論ってハーモニーについては
たくさん紹介しているのですが
リズムの運用や扱い方については
ほとんど触れることはありません
そのため
作曲=ハーモニー
という認識を持った人が多いです
この認識に囚われていなければ
必ずしも7thコードは必要ではないし
テンションコードを弾かなくても良い
とわかってきます
というわけで
必要以上にコードに色々音を足してしまう人は
(ジャズ以外で)
割と理論に振り回されている確率が高いです!!
思い切ってコードをシンプルにするのも
立派な作曲技法ですよ!!
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