【音楽理論】モードって何? ~わかりやすく解説!~

「スケールを覚えてみたけど”モード”ってなんだよ?」
「メジャースケールと何が違うんだ!」
そんな方にわかりや~すく 解・説!!
モードを使えるようになると
楽曲に色々なニュアンスを加えることが可能ですよ!
覚えてみると結構簡単なので
一緒に覚えていきましょー!!
取りあえず強引な覚え方!

メジャースケールの出発点を変えていった形!!
細かい理論とかは取りあえず置いておいて
まずはこう覚えておいてください!
Cメジャーのキーで例を挙げてみますと
レミファソラシド = (D) ドリアン・モード
↑
出発点
ミファソラシドレ = (E) エオリアン・モード
↑
出発点
こんな感じですね!
で、結構これだけ見て
「単なるメジャースケールじゃん!」
「何が特別なんだよ!」
と突っ込む人がいらっしゃるかと思います・・・
まあ、実際の所そうなんですが(笑
ではでは! 次は実際の使い方や意味をご説明いたします~
出発点の音をメジャースケールから考える

モードを使用する上で重要になってくるのが
”その楽曲で使われているキーを一旦無視すること”
”出発点の音をキーの調合として考えること”
これを必ず覚えておく!
どういうことなのか先ほどのモード
Dドリアン・モードを例に挙げてみましょう!
① まず出発点の音をメジャースケールに!
Dドリアン・モード = レミファソラシド
さて、先ほどはこれを
通常のCメジャースケールの出発点を”レ”から始めてみた形
とお伝えしました
そこで、次はこの出発点
レ(D)を一旦メジャースケールにしてみて下さい
Dメジャースケール = レミファ#ソラシド#
こうなりますね
② 2つのスケールを比較!
ではこのDメジャースケール と Dドリアン・モードを
比べてみましょう!
Dメジャースケール = レミファ#ソラシド#
Dドリアン・モード = レミファソラシド
こうなりますね!
赤文字にしてありますが、この2つの違いは
”ファ”と”ド”に#がつくかつかないか!
この#が全音・半音の決められた並び方を作り
メジャースケールとして聴こえる役割を果たしています
③ メジャースケール⇒モードの視点を持つ
で、Dドリアン・モードというのは
Dメジャースケールの”ファ”と”ド”から#をとって
メジャースケールとしての響きを崩した状態
メジャースケールから見たらドリアン・モードは
2つの音が半音下がったスケール
と見ることが出来るのです
同様に Eエオリアン・モードなら
Eメジャースケールから3つの音が半音下がったスケール
と認識します
そのため、モードを利用したフレーズを作る場合は
あくまで出発点の音のメジャースケールから
音が変化したスケールである
ということを意識したうえでフレーズを作ってください
まとめ
・モードを使う時は一旦調合を無視する
・起点となる音をメジャースケールから見て
どれだけ音に変化があるかに注目する
・メジャースケールから変化した音を強調すると
モード感をより強調したフレーズを作ることが出来る
いかがだったでしょうか?
やっていることはそのキーのスケールを
様々な音を起点として音を鳴らしているに過ぎません
しかし、今回のことをしっかり念頭にフレーズを構成していけば
モードの真髄を体感できるはず!
そもそもモードというのはクラシックで使われていた手法で
現代のような和音(コード)ではなく
音を弾いていった時の響きや並び方を利用した音楽のアプローチ
少しクラシック的な音の使い方と思った方が
上手く身につきやすいかもしれません
それでは今回はこの辺でー!