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”岸辺露伴ルーヴルへ行く”観に行った!!〜感想とちょいネタバレ〜

執筆者の写真: 霧切酢霧切酢


実写は別物として好き!!



漫画の実写作品は色々と言われることがありますが



実写だからこその雰囲気が

面白いのが本作品



本家大元のジョジョシリーズの

アニメ化すら難しいと言われているこの作品



あえて西洋的な雰囲気を持つ原作よりも

日本らしさを強調することによって


妙な生々しさを持つ不気味さが面白いです


ドラマ版は全シーズン

amazon primeで視聴できるので一気にハマりましたw



そんな本作品がデッカいスクリーンで観れるというのだから

公開してから速攻で見に行きました!!



 



私は原作の漫画の方は未読なので

映画との差異を比較できませんでしたが



というわけで偏見無しで見た感想としては

”1つの映画としての完成度が高かった”



です!



今回の映画のテーマが序盤でしっかりと明示されていて

映画を振り返るとスッキリと繋がるようになってます



そして毎度のことながら


主演の高橋一生さんの演技が素晴らしく


”現実に岸辺露伴がいたらこんなんだろうな〜”

を今回もしっかりと体現してくれていました



いつもの凸凹コンビの掛け合いも楽しかったです



 


この映画のテーマ(少し映画の内容も含みます)



この映画目玉にして

話を複雑にしている要素として



  • 現代の時間軸

  • 露伴の過去

  • ルーヴル


というように今まで以上に話の舞台

二転三転と変わっていきます


また、今まで以上に1つのエピソードに

登場するキャラクターも多いです



しかし、先にお話しした通り最も重要なのは

序盤の導入部分



作品には作者の作った時

全てが込められているということ



このことを主軸にしていくと

作中のある人物のセリフである


「この世で最も黒いが写すものは何か」

の意味もわかってきて全てが繋がります



つまり、「最も黒い絵」の作者である

山村仁左衛門が作品を作る時に込めた想い



キーワードとなっていたということ



 

作中では「最も黒い絵」は「最も邪悪」

とも言われていましたが


作中の黒い絵を見た人の影響を見ていくと

完全なる邪悪ではなかったのだとわかります



詳細は省きますが


問答無用で犯罪を犯したものには

問答無用で即死級の呪いをかけていますが


犯罪行為ではなく自身の後悔だけだったり

罪のない人には助かる程度の影響のみで止まっています




このことからも山村仁左衛門の本心は

「怨み」ではなく「後悔」


大切なものを守りたかっただけという

一抹の善意も込められていた



これが事件を治めるための唯一の希望だったのだとわかります



キーキャラクターが露伴(と祖母)の前に

姿を見せたのもその影響でしょう



祖母の存在も何気に伏線なので要チェックですよ!


 

なんだかんだ理屈っぽく書いてきましたけど




何より和風ホラー特有の

”ゾワッ”とする不気味さが秀逸!!



原作の良さもさることながら

スタッフさん達の”魅せる”実力が光っていました


少し悲しくエモい要素もあって

見どころ満載でした



是非とも今後も続編を〜!!



 




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きりぎりす@る〜む

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