一言で言うと
そこそこの地獄
もう5年くらい前の出来事ですが
ちょっとした縁があって
とある地下アイドルに楽曲を提供することに
そのグループの娘たちにとっては
初のオリジナル楽曲
そのお披露目会をライヴですると言うことで
お呼ばれしたのです
出演する側としてね
出演すると言っても
私が歌って踊ったわけではないです
提供した楽曲に被せる形で
ギターを演奏すると言うのもでした
ちょっとしたバックバンドとしての
出演というわけですね
バンドとしては出演したことはありますが
アイドル側でステージに立つことは初めて!
V系とも違って
熱狂的な100%男性客相手のステージ!
なかなかに新鮮な体験をさせていただきましたよ
ファンの順応度の高さ
まさに熟練のなせる技とでもいうのでしょうか
その日初めて聴くはずの彼女らの楽曲に
しっかりとコールやアオリを入れる器用さ
大体一番サビが終わる頃には
大体の感覚を掴んでいるようでした
経験から、次の展開で
「これやろう!」
みたいなのを揃えてやってのけるわけです
自分の作った曲で
自分の演奏に合わせて
コールやアオリを入れてくる感覚は
新鮮だったので楽しかったです😉
推し以外には極端に冷たい
私が誘われたグループは
メイン3〜4人に対して
研修生が複数いるという構成
舞台はこのメインのメンバーによって回すのですが
合間合間に研修生がパフォーマンスしますが
ほぼ無視
さっきまで熱狂的に叫び
推しに自分をアピールせんと動いていた男たちが
ほぼシカト
まあ、単に好みの女性ではなかったという可能性も
無きにしも非ず
一応主要メンバーなら、例え推し出なくても
最低限の反応はありましたが
どうも彼らの中にも
何かしらの線引きがあるようです
ファン共通の独特の目つき
よく生気の無い状態を表した表現で
死んだ魚の目
という言葉が使われますが
これを若干強化した状態が
ファン共通の目線でした
何と言うか
世の中には期待していないが
オスとしての本能は残っている
みたいな
特有のギラツキみたいなのがあります
全員が、きっと心の中で
「俺は周りのイケてない奴らとは違う」
と言わんばかりのオーラを発しています
生気のない状態と迫ってくるようなギラツキを
両立させた視線でした
昔キャバ嬢をしていた友人に聞いたところ
キャバクラにも似たような目つきの人は多かったとのこと
そんな独特の迫力を持った目線が密集して
こちらに向かってくる
それがステージ上から見た観客のイメージでした
正直男の私からしたら全く嬉しくありません
ちょっとした恐怖を感じました
応援しているというよりも
「あなたをこんなにも支持している自分を見て!」
みたいな情熱がこもってた気がします
観客との距離が大手よりも更に近いのが
地下アイドルの強み
そのため、どちらが自分をアピールしているのかが
わからないみたいな世界でした
勿論、私が参加した現場のみが特殊だったかもしれませんので
「こういうこともあったよ」
というお話でした😎✨
Comments