どうも! 作曲家 ギタリスト 霧切酢です!!
今回は5弦ベースとファンドフレット
についてのお話!
実は先日新しい5弦ベースを購入しまして
それまで使っていた安物の5弦ベースと比較して
「こういうところがやっぱ重要だよな」
って気付いたことを書いていきたいと思います!
#ヘッドレスベース
#ファンドフレツト
5弦ベースのメリット・デメリット

結論から言いますと
5弦のピッチ感と帯域!
私が特に注目したいのがこの2つですね
5弦ベースの利点といえば、言わずもがな
音域が増える!
このことにより、演奏の幅が広がるんですよね
具体的には
・より低い音程が出せる
(高音側に弦を足す場合は高音域が拡大)
・運指が楽になる
などが挙げられますね!
ですが。。。
5弦全体を綺麗に鳴らすことって
実は結構難しいんです
これは5弦ベースが登場してから
ズ〜っと続いてきた課題なのではないでしょうか?
① 5弦のパワーが強い

低音域を出すためには相応に太い弦が必要!
十分な張力や太さを出すため
低い音程になるほど弦も太く!
しかし、弦が太くなってしまうので・・・
その分低音域の帯域が増加する
テンションの緩みから音量が大きくなる
などの問題が!
そのため
5弦目を弾いた時だけ
・ローが出過ぎてします
・音量が大きくなりすぎてしまう
という問題が出てきてしまい
他の弦を弾いた時とのバランスが取りにくいんです
ある程度弾き方を工夫したり
マルチバンドコンプを使えば多少改善されますが・・・
② 5弦目のピッチが安定しない

チューニングを低くしていくとその分弦が緩むので
弦を弾いた時に揺れる幅が大きくなりやすいです
そのため
必要以上に弦が引っ張られる形になってしまい
ピッチがズレやすくなります
高音域ならまだしも
低音域のピッチが安定しないと
アンサンブル全体の締まりが悪くなってしまいます
ラウドな曲ならまだしも
バラードなど落ち着いた曲では
しっかりと鳴っていてほしいですね!😓
ファンドフレットって?

正式名称は Fanned Frets
その名の通りファン(扇子)の形をした
フレット達という意味です!
通常のギターやベースのフレットは
真っ直ぐ平行に並んでいますが
ファンドフレットはフレットが斜めになってます

有名どころをいえばStrandbergが挙げられますね

この写真ではちゃんと写ってませんが
ローフレットとハイフレットで
異なる傾きを持ったものもあります
ブリッジ部分をみてもらえば分かるかと思いますが
太い弦から細い弦にかけて斜めに傾斜がついています
これもファンドフレット仕様の特徴ですね
こうすることにより
各弦ごとのテンション感を程よい状態に保ってくれるので
弦全体のバランスが良くなります
ファンドフレットなら解決!

もうこれに尽きるんです!!
ファンドフレットなら当然5弦のテンションが
程よい状態に保たれますので
音が暴れて濁ったり、ピッチが不明瞭になり難いです
もちろん、5弦のみならず
全弦のテンション感がある程度統一されるので
弦移動するフレーズでも
サウンドに均一感が生まれます!
特にベースの弦はギターよりも太いので
よりファンドフレットの恩恵を感じますね
実際に曲を作ったりしてみるとわかりますが
1~5弦までの音のバラツキがなくなると
ミキシングもより容易になり
アンサンブルの質が一気に上がります
やはり後からプラグインで整えるのとでは
音の質感が変わってきますからねー!😉
まとめ
・5弦ベースはピッチが不明瞭になったり
音が濁りやすい
・ファンドフレット使用なら問題が解消され
アンサンブルの混ざりも良くなる
いかがだったでしょうか?
ファンドフレットは見た目からして
「メタル仕様の楽器!」
というイメージがあるかもしれませんが
実はオールマイティなジャンルに使える楽器!
機会があれば、是非一度手にとってみてください😉👍
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