top of page

5弦ベースはファンドフレットを推奨

更新日:2023年3月7日


ree

どうも! 作曲家 ギタリスト 霧切酢です!!



今回は5弦ベースファンドフレット


についてのお話!



実は先日新しい5弦ベースを購入しまして

それまで使っていた安物の5弦ベースと比較して


「こういうところがやっぱ重要だよな」


って気付いたことを書いていきたいと思います!


#ヘッドレスベース

#ファンドフレツト


5弦ベースのメリット・デメリット


ree

結論から言いますと



5弦のピッチ感と帯域



私が特に注目したいのがこの2つですね



5弦ベースの利点といえば、言わずもがな



音域が増える!



このことにより、演奏の幅が広がるんですよね


具体的には



・より低い音程が出せる

(高音側に弦を足す場合は高音域が拡大)


・運指が楽になる



などが挙げられますね!


ですが。。。



5弦全体を綺麗に鳴らすことって

実は結構難しいんです



これは5弦ベースが登場してから

ズ〜っと続いてきた課題なのではないでしょうか?


① 5弦のパワーが強い


ree

低音域を出すためには相応に太い弦が必要!



十分な張力や太さを出すため

低い音程になるほど弦も太く



しかし、弦が太くなってしまうので・・・



  1. その分低音域の帯域が増加する

  2. テンションの緩みから音量が大きくなる



などの問題が!



そのため


5弦目を弾いた時だけ



・ローが出過ぎてします

・音量が大きくなりすぎてしまう



という問題が出てきてしまい

他の弦を弾いた時とのバランスが取りにくいんです



ある程度弾き方を工夫したり

マルチバンドコンプを使えば多少改善されますが・・・




② 5弦目のピッチが安定しない


ree

チューニングを低くしていくとその分弦が緩むので

弦を弾いた時に揺れる幅が大きくなりやすいです



そのため


必要以上に弦が引っ張られる形になってしまい

ピッチがズレやすくなります



高音域ならまだしも


低音域のピッチが安定しないと

アンサンブル全体の締まりが悪くなってしまいます



ラウドな曲ならまだしも


バラードなど落ち着いた曲では

しっかりと鳴っていてほしいですね!😓




ファンドフレットって?


ree

正式名称は Fanned Frets



その名の通りファン(扇子)の形をした

フレット達という意味です!



通常のギターやベースのフレットは

真っ直ぐ平行に並んでいますが



ファンドフレットはフレットが斜めになってます


ree

有名どころをいえばStrandbergが挙げられますね




ree

この写真ではちゃんと写ってませんが


ローフレットとハイフレットで

異なる傾きを持ったものもあります




ブリッジ部分をみてもらえば分かるかと思いますが

太い弦から細い弦にかけて斜めに傾斜がついています



これもファンドフレット仕様の特徴ですね



こうすることにより


各弦ごとのテンション感を程よい状態に保ってくれるので

弦全体のバランスが良くなります




ファンドフレットなら解決!


ree

もうこれに尽きるんです!!



ファンドフレットなら当然5弦のテンションが

程よい状態に保たれますので



音が暴れて濁ったり、ピッチが不明瞭になり難いです



もちろん、5弦のみならず

全弦のテンション感がある程度統一されるので



弦移動するフレーズでも

サウンドに均一感が生まれます!



特にベースの弦はギターよりも太いので

よりファンドフレットの恩恵を感じますね



実際に曲を作ったりしてみるとわかりますが



1~5弦までの音のバラツキがなくなると



ミキシングもより容易になり

アンサンブルの質が一気に上がります



やはり後からプラグインで整えるのとでは

音の質感が変わってきますからねー!😉


まとめ


・5弦ベースはピッチが不明瞭になったり
 音が濁りやすい

・ファンドフレット使用なら問題が解消され
 アンサンブルの混ざりも良くなる


いかがだったでしょうか?



ファンドフレットは見た目からして


「メタル仕様の楽器!」


というイメージがあるかもしれませんが



実はオールマイティなジャンルに使える楽器!



機会があれば、是非一度手にとってみてください😉👍





コメント


きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

bottom of page