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AI合成歌声が今の所出来ない歌唱法、歌い方~AI合成歌声に仕事を奪われない人~



AI合成歌声も完ぺきではない!



AIを導入したことにより更に進化し

パッと聴いた感じ生の歌唱と区別がつかないクオリティ



仮歌問題を抱えやすい作家にとっての

救いとなる最新技術ですが



全てのジャンルに対応できるわけではない


というのが今の所です




その筆頭なのが


エッジボイス(ボーカルフライ)を利用した

特殊な発声法・歌唱法



要するにハードなロックメタルで頻繁に使われる

スクリーム系の歌声ですね


過去のボーカロイドシリーズで

”グロウル”機能がありましたが全くの別物でしたからね!





 


そもそもの問題として

ちゃんとした歌唱法としてのスクリームやグロウルは



通常の声帯以外で声を作るので

単純に怒鳴ればいいというものではありません



結構これ知らない人多いんですけど!


大抵の場合は仮声帯やその他の粘膜を

振動させることで特殊な声を作り出します



また


最大の特徴として

音程が打楽器のように不明瞭になること



なのである程度音程が必要なロックなどは

この歪成分を元の声に混ぜて歌ったりしてます




こういう系のガラガラ声






ちなみにデスメタルのように


極端に歪んだ声は基本的に音程を変えられず

響かせるポイントを変えて帯域を変えています



 


そのことを踏まえて過去のボーカロイドに実装された

”グロウル”機能を見てみると



単純に音声にエフェクトで歪を加えただけ

(もしくはピッチシフター系もかかってたかも)



ギターでいう所のエフェクトペダルを繋いだだけ

みたいな音声でした




全然本場のスクリーム、グロウル系の声とは

ほど遠い歌唱法だったんです




声帯以外で作った声を操る技術

歪と普通の声を混ぜる歌唱を再現する技術



これらが難しいようです



まだまだ大元の歌唱法も個人差が激しすぎたり

発声できる人も少数だったりと


未開拓な部分も多いからなのかもしれませんが...



 

そんなわけで今の所


エッジボイス(ボーカルフライ)を利用した歌唱が出来る

ボーカリストはまだまだ需要がある!


ということでした!!



一応私もグロウルが出来るから今の所お仕事はありそうです(笑




きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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