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音楽理論を知らないまま曲を作ったらどうなる?




感性で作曲!



割とギターがある程度弾けるようになってくると

やってしまう病気のようなもの!



当然ながら若かりし頃の私もやっていましたよ🥹



バンドとかやっていると、なんだかんだ


「オリジナル曲作ろう!」

って話になってくるパターンが多いです


で、無謀にもギター一本で

テキトウにリフとか弾いたりしてみて



「どうやったら曲が作れるかはわからないけど

 勢いでつくったれ!」


みたいな感じで作ってました



さてさて


そんな勢いのみで作った楽曲とは

如何なるものなのでしょうか?



 



結局のところ音楽理論は使ってる



結論から言うとこれ!



無意識のうちに、知ってる範囲で

音楽理論を使って曲を作ることになります



これは私だけではなく

周りの友人なんかも同様でした



まあ言っちゃうと


  • チューニングを合わせる

  • コードを弾く


これだけでも立派な音楽理論ですからね!



そもそも楽器を上達させるために弾いてる曲が

音楽理論の中で生まれたものばかりですからね



それを弾いてきた時点で

知らないうちに音楽理論は体に染みついています



 

例えばロックの曲を作ろうとすると


ギタリストなら自然と最低音の

6弦開放の”E”の音を多用するケースがあります




そうすると、不思議なことに

意図してスケールを弾いたわけではなくても


Emのスケールでフレーズを弾いたり

コードを弾いたりしています



  • 無意識の内に培われた相対音感の観点

  • 今まで弾いてきた楽曲の経験


こう言ったものが合わさった

「クセ」のような状態だと思います



 




経験の繋ぎ合わせ



音楽理論であろうと感性であろうと



結局は経験や歴史の積み重ね



音楽理論も、小難しい言葉を多用しますが

簡単に言ってしまえば


今までやってきた中で良かったものを

まとめて効率良くしたもの



感性でフレーズを弾いているのも


今まで自分が聴いてきたり

コピーしてきたフレーズをツギハギしたもの



一見対極の物に見えても、実のところ


音楽理論と感性って同一のものなのです!



 

つまり、音楽理論を知ると言うことは



これまで積み重なってきた

様々な人の感性や経験値を取り込むと言うこと



数学的に


「このハーモニーはこうでなきゃダメ!」


と言う認識よりも

もう少し文学的な側面があるとも言えるかもしれません



逆に感性だけで

ひたすら手当たり次第に曲を作る行為は


既に開拓されている道を

地図なしで一から歩いている



みたいな感じでしょうか?



 


こう言った事柄を含めると

何も知らないで感性だけで曲を作ると言うことは



相応に経験値が低い引き出しの中で

作られた経験値の浅い曲



ともいえますね


結局のところ

「このフレーズいいじゃん!」


みたいな感覚自体が

音楽理論で培われてきた感覚であるのですから


当然行き着く先は理論派も、感性派も

同じところということ!




しかし、その反面として



自分が好きで聴いてきた曲、コピーしてきた曲の

美味しいところを一番再現できる時期



となることもあります


ある意味で、自分の好きなものが凝縮されているので

自分の趣味趣向が凝縮されていることも多いのです



 

てなわけで


一見音楽理論を何も知らない状態で曲を作ることは


粗が多かったり

どっかで聴いたような曲だったり


みたいなことってめっちゃ多くなります(笑



それでも、たまに自分で聴き返してみると



  • その時でしかやらなかったこと

  • 自分の”好き”を前面に押し出したフレーズ



こういったこの時期でしか生まれないものもあります



あえてその時期の曲を何か形にして残しておくと

いつか聴き返してみた時に面白い発見があるかもしれません!





きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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