Ⅳ Ⅴ Ⅲ Ⅵ進行の魔力

取りあえず名曲っぽく聴こえる
そんな魔力を秘めた定番のコード進行
Ⅳ Ⅴ Ⅲ Ⅵ進行(王道進行)
アニソンとか、J-POPで腐るほど出てくるコード進行で
J-popでは使っていない曲の方が少ないくらいド定番
コードだけで聴いてみると
「どっかで聴いたことある!」と感じるNo.1コード進行
具体的な使い方

例えば ”キーC” の曲なら
F G Em Am
といったコード進行になります!
仕組み的には解決音であるAmに向かって
F G の流れで一度勢いをつけて
最後にEmからAmの4度進行の動きでしめる!
という、徐々に勢いづいていく動きになっています
また、派生技として
Ⅳ Ⅴ Ⅲ Ⅵ進行の"Ⅲ”を
"Ⅲ7"に変えてみるコードも多いです
F G E7 Am
というコードですね
EmをE7にすることでより感傷的といいますか
ブルージーな響きを加えることが出来ます
こんな感じにサビとかでこのコード進行を使えば
それだけで名曲っぽい雰囲気が出る超お手軽コード進行!
詳しい音楽理論を知らなくても
これさえ知ってればOKくらいの勢いがありますね
楽曲によってはほぼこのコード進行のみで浸かられた曲や
途中で転調を用いてこのコード進行を2パターン使う
なんて曲もあるくらいです
デメリット

こんなにお手軽に名曲っぽい雰囲気が出せるのですから
当然ながら沢山の人が使うので
似たような曲が量産されます
一時期某アーティスト、歌手が
パクリ疑惑で話題になったことがありますが
短いスパンでこのコード進行ばっかの曲が
大量に量産されたことも原因の一つだったのでは?
という意見も出ているほどです
結局のところ、コード進行が同じで
限りあるパターンでメロディを作るので当然ですね
安定感のある良曲が作りやすい反面
尖った曲
個性的な曲
ぶっ飛んだ凄い名曲
こういった楽曲が生まれにくいという
実情もあります
まあ、日本人が好みやすい要素を持った
日本人の気質に合ったコード進行なのかもですね
個人的な意見ですが
お仕事上無難な曲を作る必要があるので
このコード進行はよこう使いますが
ぶっちゃけほとんど魅力を感じません
自分で作っていても
「どっかで聴いたことある」
という感覚が抜けないんですよね
逆に言えば
「どっかで聴いたことがある」=「みんな使っている」
ということですので安心感はあるのですが
こんな代用が利く曲を量産して
自分の個性が出せるのかな?
と疑問に思うこともあります
しかし、まあそこは適材適所!
もし趣味で曲を作るのなら
このコードに頼らない曲を作ってみたいものです
(昔はよく作ってましたけどね)