デジタル機材に『諦め』は必要
- 霧切酢

- 9月15日
- 読了時間: 2分

便利さとデメリット
デジタルはどこまで行っても
デジタルである
BOSSの最新作PX-1販売から
更に注目度が高まっているデジタル機材
手軽かつ費用も安く済むことも多く
ここ最近の発展は目覚ましいですね
Kemperなんかが登場した時なんかは
それはそれはちょっとした騒ぎでした

でもね
どんなに技術が進んでも
どんなにリアルになっても
別物を限りなく本物に近づけたもの
この認識は持っておいた方がいいです
いい意味でも悪い意味でも!
物理的にデジタルと実機は異なる存在ですし
多くのデジタル機材は
実機の代用品としての位置付けが
ほとんどですからね
本来全く別物だったのに
同列に扱おうとするから齟齬が出る
そんなケースも少なくないでしょう
新作のHELIXにしろ
BOSS PX-1にしろ
デジタル機材を使う際には
ある種の諦めって大事なんです
別に悪い意味ではなく
デジタルそのものを受け入れると言いますか
必要以上に実機を再現したい!
実機と全く同じ音を出したい!
こういうふうに期待しすぎてしまうと
デジタル機材を購入する理由すら
わからなくなってしまうんです

例えば先日の配信にて
自分はPX-1に厳しめの評価を出しましたけど
音質自体はデジタルの要素含めて
高いものだと思います
実機では出せない
コンプ感だとか音の均一感
こういった要素って
デジタル機材ならではの醍醐味ですよね
PX-1は実機の再現を売り文句にしてますが
実機の要素にデジタルの属性を足して
オリジナルのペダルに仕上げてる
こういう考え方もできると思います
だからこそ
今後いろいろな実機を再現した
デジタル機材が出てきたとしても
デジタルの音そのものを
楽しむくらいの気持ち
ある種の『諦め』があった方が
新たな可能性は見出せると思います
そんなわけで先日購入したPX-1も
もしかすると完全なる
ヴィンテージBOSSペダルのクローン
こう認識するよりも
デジタル技術で新たなに構成された
ヴィンテージのリメイク
こんな認識でいた方が
納得しやすいかもしれません
特に空間系、MOD系はこの恩恵を
強く受けてると思いますしね
それにどこまでお金を出すか
実機よりもデジタルを選ぶのか
判断基準にしてみてもいいかもですね!








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