意識改革!ダウンチューニングは特別なことではない

実は本格的にロック、ひいては
私が音楽そのものに興味を持ったきっかけが
ダウンチューニングされたギター!
刺激的な低音域と言うのは
国を超えて人を魅了します
しかしその反面
「ギターのチューニングを下げるなんてとんでもない!」
「ダウンチューニングは不要!」
という意見を持つ方もいます
(近年は減ったかな)
丁度私が学生だった頃の先輩が
そんな感じの人も割といました😅
今でも私はチューニングの低いギターの音は大好きですが
今と昔とでは少~しだけ印象が異なっています
というよりも
ある程度音楽を知っていくと
ダウンチューニングされた音は
そこまで特殊ではないとわかるからです
勿論いい意味で!

まずは最低音の認識から!
ギターのチューニングを下げていくと
それに合わせてベースも下げていきます(Djent除く)
通常ベースの音の最低音は ”E” の音です
実の所、他の楽器と比較して低い音まで出せますが
鍵盤系だと更に低い音は割と普通に出せます
生のピアノやオルガンでも大抵の場合は
”A" の音まで出すことが出来ますし
シンセならもっと低い音を出すことも可能!
歴史的にみても
楽器の進化=音域の拡大
という関係性がありますので、その点から考えてみると
ダウンチューニングはそこまで
特異なチューニングではないことがわかります
そもそもの話
元々ギターは5弦でしたしね

次は他の弦楽器の音域から
ダウンチューニングを考えてみましょう!
ストリングスの中の”チェロ”という楽器は
低音域〜中音域まで出すことのできる楽器!
基本的にはコントラバス(ベース)の
1オクターブ上を演奏します
ロックでいうところの
ギターのパワーコードに近いかもしれませんね!
チェロの豊かな中音〜低音の鳴りを生かした
フレーズやソロもよく使われます
個人的には、ギターをダウンチューニングすると
ギターの役割が
よりチェロに近くなると考えています
実際にチェロも低音域をカバーしているわけですからね
ギターの役割を別の楽器に当てはめてみると
割と自然な印象があります

低音楽器は打楽器と親和性が高く
打楽器の役割を担うこともある
ギターも実は打楽器の要素があります
フレットに弦を叩きつけて音が出る
様々なピッキング方法がある
こういった要素からピアノやストリングスと比較しても
打楽器に近いと言えます
余談ですが
三味線も本来は
打楽器としての役割を担う楽器だったりします
こう考えてみると
ダウンチューニングにより低音を強調する
↓
打楽器としての要素を更に深める
といった効果があるため
とても理にかなった奏法とも考えられます
勿論色々な感性の方がいらっしゃるので
「ギターはレギュラーチューニングが一番!」
という意見も多いにありだと思います!
でも、ちょっと視点を変えてみると
案外ギターの定義って曖昧なんだな~って気づいてきます
単純に音楽の新たな可能性を感じてみるのも楽しいですよ!