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ギターのネックの変化はジャンルの変化




ギターは自分が好きなものを弾けばいい!


と言うのが私の信条ですが



向き 不向き というものはあります




というのも


ジャンルによって求められてくる奏法も変わってくるので


「当時良いとされていたもの」が

常に更新されてきたという歴史があります



 

分厚いネック か 平たいネックか





ネックの細さも重要ですが


ネックの厚みはジャンルによる影響を

かなり受けていると考えられます



ネックの分厚さによって

力の入り方も変わってきますからね!


 



分厚いネック



握り込むような持ち方に適していて

チョーキングなどの双方をするときに安定感がある


ボックスポジションを主体とした弾き方や

ロックフォームに適している





平たいネック



クラシックフォームに適した持ち方で



より複雑な運指、指を伸ばすコード弾きの際に

効率よく力を込めることができます





細かくみていけばもう少し色々ありますが

まあ、ざっとこんな印象でOK!



要するに


さらに複雑なフレーズに対応するために

平たいネックが開発された



という歴史があったりします



ちなみにこの平たいネックを採用し出したのが

Allan Holdsworth氏であったとかなんとか・・・



 

初期のロックギターでは


ブルースやファンクといった

所謂ルーツミュージックが基本!



少し語弊のある言い方をしてしまいますと

この当時のギターは割と単調なことしかしません



ボックスポジションと言って


1つの場所にポジションを固定して

ペンタとニックスケールをひたすら弾く



みたいな弾き方が多かったのです






また、コードも

現代的な難しい押さえ方もありませんでした



こういった弾き方をする場合



”1つの所に支点を置いててこの原理で弦を押さえる”



という弾き方が有効だったため

分厚めのネックが効率が良かったのです



つまり、当時の最先端だったジャンルに

最も適した作りになっていたということですね



 




しかし、現代的なギターの奏法ともなると

より運指の自由度が求められてきます



そうなってくると

自然とクラシックフォームを使用することになるのですが



ネックが分厚いと

クラシックフォームで弾く時に効率が悪いです



また、最近ではネック~ヘッドの方に音が響くことを

良しとしない傾向があります



ロックギターの代名詞とも言われていた

Gibsonの"Les Paul"が衰退してしまったことも



こういった現代に求められるギター像というものと

マッチしなくなってきたという側面も大いにあります





しかし裏を返せば


「昔ながらのロックに特化したギター!」



という強みをずっと持っているというのは

却って近年にとっては大きな武器になり得ます!



 

必ずしも時代の流れに沿ったギターが最適解というわけではないですが

自分にとっての可能性として覚えておきたいですね!



最近では音楽配信サービスを利用することで

幅広く音楽を聴くことが出来ます



そういった音楽に刺激を受けて

「可能性を広げたい!」


と言う方は

気にしてみてはいかがでしょうか?





きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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