機材や音作りには拘るべきか否か!!
- 霧切酢
- 3月2日
- 読了時間: 3分

これまた議論が起きそう
ギタリストなら腕を磨け!
機材に拘る人は技術がないだけ!
みたいな言説もよく耳にしますけど
個人的にギターやエフェクターは
色々触っておいた方がいい
こう考えてる方です
とはいえ、自分も機材集めには
否定的な立場だったんですけど
実際にいろんな機材に触れてみて
確実に色んな技術が向上した
実感があったからです
DTMをやってることもありまして
Kemperを買ったあたりでしょうか?
その性能に感激して
わざわざコンパクトエフェクターとか
機材とか集める必要なし!!
みたいな意識が一番強かった時期が
自分にもあったんです

そのくらいKemperは
衝撃がありましたからね(笑
アンプの音だけでなく
エフェクターもそこそこ入ってるので
もう他の機材いらん!
みたいに思ってました
でも結局今Kemperは
録音専用機になりましたけどね
で、
結局どうしてここまで
意識が変わったのか?
わざわざコンパクトエフェクターを
使う必要性はなにか?
という本題に戻りますけど
まずは音質ですよね
何だかんだKemperやプラグインで
音が再現できるといっても
結局デジタルに変換してるわけですから
微妙に実機と音が違うんです
あと、例えばKemperの中に
入ってるエフェクトとかですと
結局Kemperの音の範疇から
抜け出てない感覚もあります
多分、デジタル処理されちゃうと
少し想定外な使い方とかは
そこまでできないっぽいんですよね
尤も、デジタルの方が均一性や
扱いやすさがあるので
一概にどっちが良いとも
言えませんけどね!
そしてもう一つ
これがすごく重要なことなのですが・・・
そのペダルが作られた意図を
研究することができる
もう少し詳しく言いますと
演奏者、エンジニアにとって
求められていることが
エフェクターの中に詰まっている
こういうケースが多いんですよ

エフェクターって、もちろん
演奏者の表現のために使われるんですが
エンジニア、PA視点で
考案されていることもありまして
アンサンブルにおいて
こういった音は不要
こういう事態にはこういう処理をすると
有効的である
みたいな物がコンセプトなので
必然的に幅広い視野で
音を見ることができるのです
例えばOverDriveなら
ソロを弾く時は中音を強調すべし

Compなら
あえて音を引っ込ませることで
アンサンブルのバランスをとる

などなど
そういった自己満足を超えた
作り手としての視点を考えつつ
ペダルを使っていくと
必然的にミックスや曲作りに応用できますし
相対的によくない音が何か
これを知ることもできます
そういうことを身につけるには
デジタルではない
実機の機材に触れる
この手順が必要になってくるんです
そういうことを見越して
自分も機材紹介をちょいちょいやってます
演奏技術も大事ですが
必要とされる音
アンサンブルで不要な音
これらを判断する能力や手段は
持っておいた方がいいですよ!!
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