ギターのReverbはホルンと同じ
- 霧切酢

- 6月5日
- 読了時間: 3分

誤魔化し?
エレキギターを練習する際は
Reverbをオフにした方がいい

これ、割と提唱されている方法で
実践されてる方も多いと思います
Reverbで音を誤魔化さないで
ギターを弾く練習
極力クリアな音で弾くことで
粗を見つけやすくするのが目的
自分自身も少し前は
これは意識してまして
数年間これを実践してたんですけど
最終的にReverbかけてないことの
デメリットもあるなと
そんなわけで最近は
積極的にReverbをかけるようになりました
というかReverbオフにしてても
歪み
こもったトーン
潰れた音
弱いピッキング
普通にこういうのでも
誤魔化せるっていうw
まずいきなり言ってしまうんですけど
そもそも多少Reverbかけるくらいなら
ちゃんと演奏できてたら
あんま変わりません
むしろReverbオフにすることで
逆に誤魔化しがある、みたいな
ReverbってDelayと仕組みは同じで
自分が出した音を反復させて
音を反響させてるわけです
つまり
不要な音の余韻そのまま
ピッキングが弱すぎる
平行にピッキングできてない
音が潰れすぎてる
このように
元々ギターの音として
不要な要素が処理されていないと
それも複製され、増幅します
そりゃ濁って聞こえますって(笑
Reverbをオフにした状態というのは
こういう粗が多少あっても
目立たないんですよ
特に不要な音の余韻がそのままだと
当然残響音も長くなり
元々余韻の長いフレーズと重なって
めっちゃ濁ります
自分がカッティングとかで
右手のミュートを推奨してるのは
割とここを意識してるからです
そしてもう一つ大事なことは
エレキギターの音は
Reverb込みで完成するということ
エレキギターに多少なりとも
歪み成分が必要なように
エレキギターはReverb込みで
音が仕上がると考えた方がいいです
というかライブであれRecであれ
相当な理由がない限り
Reverbが一切かかってないって
あり得ませんからね
Reverb込みで完成された音を
どう扱うか
Reverbかかった状態で
どうクリアに聞こえさせるか
この視点は重要です
そもそもReverbって
部屋の反響とかを再現するもので
余韻を伸ばすものでは無いんです
奥行きだとか、前後だとか
時には上下だとか
空間を演出するために使います
例えばアコギを弾いてると
アコギの胴体の振動や反響を感じますし
その部屋の反響音が割と聞こえます
エレキギターはそう言ったものが
基本的に少ないので
アンプの方で補ってあげて
自然な音に仕上げる
こう考えた方がいいかなと
ここをすごく意識された楽器が
実はホルン

ホルンって音が出る部分が
演者の後ろに向いてますよね?
これってあえて壁に音を当てて
反響させることを前提に設計されてるから
つまり本当のホルンのトーンって
反響音を込みで完成するんです
エレキギターもこれと同じで
Reverbオフの音って未完成なので
それで練習してても
完成した音を扱う経験値がたまらない
なので自分はエレキギターも
多少Reverbをかける練習を取り入れてます
ぶっちゃけ本当に誤魔化しなしで
練習したいんだったら
生音で練習した方がいいですよ(笑
(自分は生音でもよく練習します)
アンプに繋いだ時点で
どうしても誤魔化しが入りますからね!








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