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楽器の弾き方に常識を持ち込まない楽しさ




挑戦から生まれる新しい常識



楽器の演奏においてある程度のセオリー

適したフォームなどは存在しますが・・・



奏法や弾き方は自分で開拓してOK!



という気持ちを持っていた方が

結果的に良い演奏ができたりします



特にエレキギターやベースなんかは

ちょっとした思いつきで発展してきた楽器!






近年のシンセサイザーは技術の発展で進化していますが


ギターやベースはアスリート的な

演奏者の力そのもので発展してきました



そんなわけで


楽器を弾く際には最低限のセオリー以外は

割と自由な発想を持って弾いて欲しい!



ということについて書いていきたいと思います



 



何がしたいかで決める!



実際に誰かに楽器の弾き方を教えていると気づくのですが

ある程度楽器が弾けるようになると



無意識のうちに自分でやっている

”癖”のようなものがよく見つかります



例えばちょっとしたアクセントをつける時の動作とか

自分の出したい音を出すための工夫だとか



今でこそ普通に使われている奏法なんかも

こう言った個人の思いつきから生まれたりしてます



特に最近は録音技術なんかも進んでいますので

お遊びのようなことが音楽に直結することも!



「その弾き方って正式な名称ありますか?」


と聞かれたりするのですが

まあ、ないんですよね😅


こういう奏法をしよう、というよりも

こう言った音が出したいからこうしてた



みたいなことが先に来て

結果的に奏法っぽくなってたということでした



 


以前何かの動画で見たのですが



アップライトのピアノの本体を叩く音で

打楽器の代わりにしてリズムパートにする



そこから音を重ねていき演奏にする



みたいなちょっと面白いピアノの弾き方をする人がいました!


当然のことながらピアノは打楽器ではありませんが


打楽器として想定されていない楽器が

打楽器的に使われている音



というのがなんとも面白く

パフォーマンス的にも良かったです




他にもアコギの弦をダルンダルンにして

途中にボトルネックに使う筒をかましたりして


疑似的な琴みたいな音が出るようにして

演奏している人もいたりしました



「こんな面白いことを思いつく人いるんだな~」と

素直に感心させられました



こう言った面白い演奏はインスタとかに多い印象ですね



 



打ち込みに打ち勝て!



私自身、打ち込みを利用して楽曲制作をしているのですが



打ち込みの楽しさと限界

よく考えます



打ち込みって本当に便利で

自分の頭の中のイメージを具現化することに特化しています



今後もどんどん技術が進んでいけば

もっとリアルな音源を作り出すことも出来るでしょう



しかし!



自分のイメージを超えるようなものは

なかなか作りにくいと感じます



打ち込みって、確かに後から音の加工とかで遊べるんですけど



先程説明したように楽器本来の使い方を裏切るような演奏や

革新的なことを生み出していくことは不向きです


シンセみたいに技術自体が向上すれば

出来ることは増えるのですが・・・



それも結局は設計された構造の中での工夫

みたいに感じてしまいます



 

そんなわけで


打ち込み全盛期の現代においても

私はまだギターやベースをアナログ的に演奏し、録音してます



打ち込みは打ち込みでまた別の新しい楽器

従来の生楽器は自分で開拓してく楽器



こんなイメージで私は

打ち込みと生演奏を行っています



私が定期的に新しい造りのギターに手を出すのも

アナログの可能性を探るため...



「この楽器はこう使いうのが正しい!」


という認識を捨てて、実験的なことを追求していけば

生楽器の今後の活躍はまだまだ期待できそうです



それが広く認知されれば

新しいジャンルとして受け入れられますしね!



 

そんなわけで、ある程度打ち込みをやってきて



改めて生楽器の可能性について

何かしらみえてくるものがあるな~と感じてます




打ち込みを習得する時って、まさに


「この楽器ってこういう役割だから

 それを再現するためにこう入力しよう」


みたいなことを考え過ぎちゃうんですよね

だから楽器自体に限界があるように感じてしまうんです



多分今後ネットで楽曲を配信したり

打ち込みで曲を作ることがもっと主流になってくると



生楽器でしか出来ないことが

より珍しく感じられる時代になるのかな、と


曲を作りながら考えていました



是非打ち込み主体の人も

楽器で遊ぶことを忘れないで欲しいですね!






きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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