DTMで挫折しないようにする
DTMを始めてみるものの
1曲完成にたどり着けない
こういう人は割と多いです
大抵の場合、元々楽器をやっている人や
バンドをやっていた人が
「オリジナル曲を作ってみたい!」
と意気込んでみるものの
楽器を演奏すること
音楽理論を習得すること
これらと作曲スキルはイコールではないので
オリジナル曲を作りたい人の最初の関門になりやすく
途中までやっているうちに
「自分のイメージ通りの物が作れない」
という壁にぶち当たって
途中でやめてしまうというケースをよく目にします
特にDTMの場合は、作曲スキルに加えて
ミキシングのスキルも求められてきますから更に大変ですね!
そんなわけで今回は
”オリジナル曲を作るスキルをどう上げていくか?”
について
実体験を交えて書いてみたいと思います!
シナリオを構成するスキル
作曲を始めてみて特に躓きやすいのがこれ!
1曲を完成させるにあたって
しっかりとした道筋を立てていく技術
映画やドラマでいう所のシナリオのようなものです
・どういったタイミングで盛り上げて
各パートの見せ場を作っていくのか
・緩急をつけるためにはどうすればいいのか
こういった要素が楽曲にも求められてきますので
「単純に音楽理論に則ったスケールや音を使えばOK!」
というわけではありません
如何にして構成力を培っていくか
これを音楽理論と上手に絡めることが出来て
初めて作曲のスキルを向上させることが出来ます!
結局は経験値
楽器を演奏したことのある人なら経験があるとは思いますが
楽曲のコピーやアレンジだけなら
楽曲の構成までを気にすることはそんなにありません
大抵の場合は演奏スキルに注視することになるので
音楽理論もアドリブ演奏や
コードの音を華やかにする程度の使用までで終わることが多いです
楽曲の構成力を身につけるには
実際に構成を考える経験値を積んでいく以外ありません
楽器をある程度扱えるようになった人も
初心に帰った気持ちで
構成力という新たなジャンルを練習する気持ちで
作曲の練習に挑んだ方が良いと思います!
私の作曲デビュー
元々私は最初からDTMを使用して作曲していたわけでなく
根っからのバンドマンでギター弾けるだけの男でした
当然作曲に関する知識もスキルもありませんでしたが
バンド内でオリジナル曲を制作することに・・・
今のように簡単に情報が手に入る時代でもなかったので
何からすればいいのかもわからないので
取り敢えずギターで良さそうなリフをいくつか作って
スタジオに持って行って色々弄っていく
という超原始的な作曲方法を取っていました
他のパートのことはよくわからないので
メンバーにドラムなりフレーズを考えてもらってましたね
後にMTRを導入して仮の音源を作成するようにもなりましたが
最初の2曲はこの方式で制作していました
これが私の生涯最初の作曲経験ですね
で、やっぱり最初に一番困ったのが
楽曲の構成についてさっぱりアイデアが浮かばなかったこと
というのも、1つ1つのそれっぽいフレーズは弾けるものの
それを繋いで楽曲にしていく方法や
楽曲の全体像を想像する力が全くなかったから何もできない
構成力に関する経験値も知識もなかったんですよね
こんな無茶なやり方でもとにかく2曲完成させたことで
ようやくその構成力に対する感覚が分かってきました
作っている時は分からないのですが
1曲を完成させたからこそ
見えてくる景色があったのです
この感覚が重要だと感じたからこそ
MTRの導入に踏み切ったという経緯があります
今思うとこの時の経験値が
DTMを挫折しなかった要因なのかもしれません
実際に私がDAWソフトを使用して楽曲を作るようになったのは
バンド活動を止めてからでした
その時に並行してしっかりと音楽理論などを勉強していったので
当時は 音楽理論+楽曲の構成を考える
ところでも大きく苦労しました
しかし、いまだにバンド活動や
趣味でMTRを使って曲を作っていた経験は
今の作曲スキルにもしっかりと継承されていると感じています
特に音楽理論に振り回されないようになってからは
昔のように実験的に楽曲の展開を考えたり出来るようになりました
というわけでDTMを始めてみた方には
曲のクオリティよりも曲を完成させること
このことに重点を置いて欲しいと感じます
そうすることでしか得られない経験値って
どうしても必要になってきますので!
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