歌物の楽曲を作る際には
曲を先に作ってしまうか
歌詞を先に作ってしまうか
2通りがあります
いわゆる ”曲先” ”詞先”
と呼ばれる手法ですね!
この2通りのどちらが
より作曲に適した方法なのか?
ということは度々議論になったりします
私は両方の手法で楽曲を制作しているので
それぞれの特徴やメリットなどを見ていきたいと思います!
総合的に曲先の方がメリットは多い
双方ともほぼ同じくらい制作してきましたが
圧倒的に曲先の方にメリットを感じます
勿論作曲のやり方は個人差がありますし
私個人の考えが大きくなってしまいますが・・・
曲先で楽曲を作ると
音楽面を作り込むことができるのは勿論のこと
なんだかんだ歌詞の方も
上手くまとまるケースが多いです
一見歌詞を先に作った方が
「歌詞を練れるのでは?」
「沢山のメッセージを込められるのでは?」
と考えがちですが
ハッキリ言って
素人でちゃんとした歌詞が書ける人は
ほとんどいません
よく見かける傾向としては
歌詞ではなく詩(ポエム)になっている
歌詞の量が多すぎる
テーマが不明瞭
比喩表現を使いすぎて伝えたいことがわからない
という事態に陥っている歌詞を
拝見するケースは少なくありません
まず前提として
単純な文章力=歌詞を作る能力
ではありません
ここを勘違いしている人が本当に多くて
「文章力には自信があります!」
という意気込みだけで
音楽のことが何もわからないまま
歌詞を書こうとしてしまう人は多いです
つまり
楽曲や歌の都合を考えないで書いてしまうため
歌詞ではなく詩(ポエム)になってしまう
ということです
そのため
むしろ最初から自由に歌詞を書くよりも
楽曲が仕上がっていてイメージが掴みやすい
曲の展開に合わせて歌詞を考えられる
既にある程度楽曲のコンセプトが決まっている
こう言った要素があった方が
歌詞の内容がまとまる確率は高くなります
勿論細かいところを見ていけば全てOK
というわけでもありませんが
ある一定のクオリティは
保証されると言っていいでしょう
こうした楽曲全般が纏まりやすいという点においては
曲先の方がやりやすいと感じます
制限をつければ詞先も効率が良い
ここまで書いてしまうと
詞先で曲を作るメリットが見当たりませんが。。
少し妥協点を作ってあげると
詞先で作曲をすることも大きなメリットが生まれます
例えば
「持参した歌詞をそのまま曲にして下さい!」
ではなく
「楽曲のコンセプト、歌詞のイメージとして使って下さい」
というように
歌詞の原案として作曲者に渡す
また、どうしても
「この言葉は入れて欲しい」
というワードがあれば事前に伝えておく
こう言った形で
作曲のサポートとして歌詞を作成すると
作曲をする側としても
ある程度情報を整理できて
楽曲のジャンルや雰囲気、展開などを
イメージしやすくなります
さらにもっと自分の歌詞を積極的に使って欲しい場合は
この手順を踏まえた上で出来上がった曲に
改めて歌詞をつけてみるとなお良いかもしれません
詞先で作曲を行う場合は、歌詞が使われる先である
楽曲・歌・ボーカリスト
これらを想定しながら作詞する技術が必要です
苦手な部分はスッパリと分担してしまう
こうすることで
曲先よりもすんなりと楽曲が完成することも少なくありません
ある程度作詞のスキルが貯まるまでは
この手法がおすすめですよ!
優先させた方がより自由度が高い
このことは事実ですが
その自由度を自分でコントロールする力が
どれだけあるかで変わってくるかと思います
色々試してみて
自分にベストな方法を模索してみましょう!!
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