音楽業界は変化が激しい
先日AIイラストについての感想記事を書きましたが
その補足のような記事!
新しい技術が既存の職を奪うというテーマだったのですが
その反面
新しい仕事が生まれることも事実!
ということを
音楽業界を例にして考えてみました
「実はCDが売れない!」
みたいなのは氷山の一角
一見辛いことばかりに見えますが
意外と悪いことばかりでもないかもですよ!
というわけで
AIの登場で落ち込んでいる方は読んで見て下さい😋
音楽業界の予算は減っていっている
音楽、楽曲制作に関する予算は
年々どんどん減っていっています
というのも、元々楽曲制作なんかは
関わる人も多いので
その分経費も相応にかかっていたからなんです
それが今となってはそこまで
設備費
人件費
と言ったお金をかけず楽曲が作れることもあり
かな〜りお安く依頼を出すことができます
昔はこんくらいお金がかかってた!
例えば、あなたが自分のコンテンツで
「オーケストラ調のBGMが欲しい!」
となったとしましょう
今では打ち込みを使用するため
数万円、もしくは1万円以下で依頼を出すことも可能ですね
しかし、打ち込みでオーケストラが作れない場合は
全て生演奏&生録音が必要!
そうなった場合大体いくらくらい予算が必要か
あまり知られていないのではないでしょうか?😵💫
制作する曲の内容によって左右されますが
数百万円は普通にかかります
場合によっては一千万近くかかることも!
「いやいや!そんなかからないでしょ!」
と思われるかもしれませんが
ちょっと大雑把に計算してみましょう
オーケストラの編成が約80人くらい
(曲によって増えたりします)
で、大体一人当たり報酬を2、3万円支払うとすると
これだけで200万超えたりします
演奏の人件費のみでこんだけします😅
曲の内容や、依頼するグループによっては
もっと報酬が必要かもしれません
さらにここから
作曲・編曲の料金がかかってきます
相場はわかりませんが
めっちゃ低く見積もって20万くらいとしましょう
さらにさらに!
収録するスタジオ代
録音スタッフの人件費
録音したデータのミキシング代
と言った料金がかかってきます
ちなみに、オーケストラの収録に使用されるスタジオは
よくバンドが安価で借りれるスタジオとは違い
大人数が収容できる特別なスタジオのため
その分料金も高額です
まあ、3~4時間使用しても
数万円、もしかしたらもっとかかったりします
当然人数が多い分ミキシング代も...
当然CDにしてプレスするならまた数万円かかってきます
ね?普通に数百万はかかるんです😭
それを考えると
予算が1/100以下で曲の制作依頼を出すこともできる
というのが今の現状です
バンドサウンドBGMは?
目指すクオリティ次第
それならば、普通のバンドサウンドのBGMなら
予算はどのくらいだったのか?
これも楽曲の内容にもよりますが
特にバンドは予算に合わせて質が決まるので
割と振り幅は広め
ぶっちゃけ録音スタジオの予算とかで
音質はかなり決まるところはあります
めっちゃお金をケチりまくれば
10~20万円くらいでも作れるのではないでしょうか?
その代わり、クオリティ的には
昨今のフリーBGM以下になる可能性もありますが...
それでも今の基準ならお高いですね
数十万円払っても
そんないいものができないなら
「なんだかな〜」
という気がしなくもないですね
余談ですが
実力のあるスタジオミュージシャンなら
その場で譜面を渡されて
ほぼそのまま録音を開始します
その点で言えば、リハーサル代なども
大してかからないからお得と言えますね
まあ、数万円で引き受けてくれればの話ですが🥹
しかしながら、ここら辺の相場も
変わってきた気がします
家である程度の音源が作れてしまう
日本以外だと特に
バンドサウンドがそこまで求められていない
こう言った事情が
現場系のミュージシャンが割りを食ってる気がしますね
人件費の低下と需要
不況は波及する
このように、プレイヤーだったミュージシャンは
結構な数の仕事を奪われることとなりました
結果として録音スタジオの需要は低下
廃業するところも増えてきています
しかも、最近はEDMなどの
打ち込み主体の音楽も人気
プレイヤー志向だった音楽家も
何かと兼業しなければいけない時代に...
まさに、今AIに仕事を奪われようとしている人は
このプレイヤーに近い存在かもしれません
音楽業界はどうなった?
新しい価値観の誕生
ようやくここからが本題!
音楽業界の財政はこのように技術の進歩で
予算は減るは
人の仕事は減るは
CDは売れなくなるは
ボッコボコにされてきました
しかし!
その度に新たなビジネスが
生まれてきています
安価にはなりましたが
その分需要はグ〜ンと伸びています
自分だけのBGMが欲しい
自分だけの持ち歌が欲しい
こんな人は少なくありません
こういったニーズに応えれるようになったおかげで
YouTubeのような個人が発信できるコンテンツが
大きく発展したのだと思います
音楽メインのコンテンツは弱くなりましたが
サポートの立場の音楽は
昔よりも盛り上がっています
私含めて、こう言った新しいステージで
音楽の仕事ができるのは嬉しいことです
CDで楽曲が売れなくなっても
ダウンロード販売
↓
ストリーミングサービス
というように、世の中のニーズに沿って
ビジネス方法を開拓してきました
勿論CDショップやCDレンタル業界は大ダメージですが
このように業界は移ろいでいます
とまあ、私が知っている範囲でも
かなりの変化が音楽業界にあったことがわかったかと思います
体感的には
SNSを通じた音楽の使用が激化しているため
より音楽の消費速度は上がっていると感じています
しかし、今までも
流行り廃りを繰り返してきて
その度に新たな価値観が生まれて
新しいアプローチが生まれています
イラスト業界も、今まで通りの価値観は難しくても
新たな道が開かれるのでは?
と、考えています!!😎👍
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