スケールに囚われ過ぎは禁物
「またリズムに関することかよ!」
と思われた方もいらっしゃるかと思いますが
ジャンル=スケール
みたいに思っている人って結構いたりするんで
そのことについて思ったことを書いてみました
まあ、こんなこと言いつつも私自身が
「より多くのジャンルを作曲するには
相応にスケールや音楽理論を覚えなければならない」
と考えていたからにほかなりません
勿論、ある意味では正しかったのですが...
ブルーズのセッションで躓く人
一番分かりやすい所でいうとコレでしょうか?
ブルーズのセッションをしてみたものの
いつになっても上手くアドリブ演奏が出来ない
当然慣れないうちはアドリブ演奏は難しい物ですが
基本的なキーの概念を勉強している
ブルーノート含めたペンタトニックが弾ける
そこそこセッションとかを経験してる
みたいな人でも
上手くそれっぽいフレーズを弾くことが苦手な人
こういった人は
シャッフルのリズムが分からなかったり
グルーヴ感のある演奏が苦手
というのが原因であることが大半
ペンタトニックやブルーノートを弾くことに精いっぱいで
リズムに対する意識が低いということですね
ペンタトニックの不思議
そもそもの話として
ペンタトニックスケールは色んな国で使われています
代表的なのは
ブルーズ、ロックですが
日本の音階もペンタトニックですし
民族音楽もペンタトニックを使っていることが多いです
実際にこれらのジャンルをポップスに取り入れた時
明確なジャンルの差を決めるのはリズム
ハーモニーが同じであっても
それほどまでにリズムが作り出す影響力は強いです
ジャンルを左右する2大要素
ジャズは複雑な音楽?
例えばジャズなんかが分かりやすいですが
本来は複雑なハーモニーを楽しむというよりは
スウィング感を楽しむジャンルでした
元となったブルーズから発展して
より複雑なことをしていくようになったという経緯があります
ジャズと聞くと
スウィング
複雑なコード進行
オルタードなどのスケール
みたいなイメージがありますが本来はもっとシンプルでした
そこからより面白い演奏を目指していったので
複雑なアプローチは後付けとも言えます
んで、結構作曲家の仲間内でも
得意ではないもののジャズっぽい曲を作ろうとすると
ハーモニーやスケールはジャズで使われているものを使っているけど
肝心のスウィングが出来ていないのでのっぺりして聴こえる
という方は意外と多いんですよ
まあ、そういう曲なんだと言われればそれまでなんですが
スウィング感がないので
ジャズ特有の包み込むような温かさや
爽快感みたいなのがなくなってしまってる
個人的には勿体なさを感じてしまいますね
ジャンルの発展はリズムの発展
スケール・・・そのジャンル内での発展
リズム・・・ジャンルを超えた音楽の発展
どちらが優れているかというよりかは
私はこんなイメージを持っています
実際に多様なジャンルを聴いていると
リズムのアプローチが常に変化していることに気付きます
もし色んなジャンルの曲を作ってみて
「何かしっくり来ない」
と感じたら
リズムについて勉強してみるといいですよ!!😉👍
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