最近は徐々に減ってきた気がするのですが
音楽やってると、歴史的に著名なアーティストは
知っていてしかるべし
というような思想を持ったお方も少なくありません
人によっては
どれだけ歴史的アーティストを知っているかで
マウントを取ってくる方も結構います(偏見)
私も某有名アーティストの曲をほとんど聴いたことが無い
と言ったらめっちゃバカにされました
まあ私の方が作曲能力も演奏技術も
圧倒的上だったので何とも思いませんでしたが🥴
私自身、聴いてきた年代やジャンルに偏りは多少ありますが
そこそこ著名なアーティストは聴いてきました
音楽の歴史についてもある程度知識があります
しかし、敢え言わせてもらうと
言いたいことはわかる
だが、そこまで重要ではない
と断言したいです
歴史的に著名なアーティストから学べるものはかなり多いです
現代に普通に使われているロジックや手法は
歴史的著名なアーティスト達から生まれました
その根本となる物を学んだり
発想を知ることで自身の能力を高めることが出来ます
最近の音楽は多くのジャンルの複合であることも多いので
その根幹をより多く知っていることは強い武器になります
しかし、問題はその知識が
必ずしも必要ではないということ
例えば現代のポップスで使われている音楽理論の根本は
大抵はジャズ理論の派生
残りカスみたいなものを使っているに過ぎません
あくまで私の周りの作曲家の知り合いの範疇ですが
大抵の方はジャズをプレイ出来なければ
ジャズの作曲も出来ない方がほとんど
別に大元のジャズを知らなくても
問題が無いという方ばかりです
勿論作れるジャンルはある程度限られますけどね😅
それよりも大衆に受けたり
人気な曲の真似をした方が受けが良い
というのはよくあることです
そして何よりも
現代の音楽は機材の発展や気軽に曲が作れることも相まって
昔以上に音楽の発展が目覚ましいです
大元の音楽を知っているだけでは
対応しきれない楽曲も増えてきています
日本の音楽からはそこまでの変化は感じませんが
音楽配信サービスで色々と音楽を聴いてみると
その多様性に驚かされます
あともう一つ、これは言いにくいことなのですが・・・
日本の音楽はそこまで進化を求めていないし
10~20年前のヒット曲の亜流が作れれば問題ありません
日本で曲を作る限り
ある一定のテンプレを作ることが出来ればOK
「あの人っぽい曲が欲しい」
という要望を出す方も多いですし
定番のコード進行、楽曲構成を入れるだけで
満足してしまう方が多いのは事実
なので極端に過去や未来から学ぶ必要が無いんです
「古い音楽を聴け!」
と仰る方の中にはこういった風潮に危機感を覚えて
言っている側面もあると思います
安易にテンプレを使うのではなく
自分から発想を生み出す力
すなわち「現代音楽の根幹を勉強しろ!」
という意味が込められているのですが
まあ、個人的には色んな意味で
今の時代においてはそこまで重要な要素ではありません
日本の音楽シーンがもっと変化してくれば
また変わってくるかもしれませんが😅
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