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執筆者の写真霧切酢

秒速!!打ち込み・ベースのスラップ奏法をカッコ良くする方法!

更新日:2022年3月22日



どうも!這い上がり系作曲家の霧切酢です!!


今回は打ち込みでベースのスラップを

カッコ良くする方法をご紹介!!


今回も記事内容をまとめたzipファイルをご用意しました😉👍




(今回はNI KOMPLETEの音源"Studio Drummer"と”Scarbee Jay Bass"を使用)



データだけ欲しい方はお疲れ様でした!

詳しい解説が見たい方は引き続きどうぞー!!


#ベースの打ち込み #DTMレッスン

 

ポイント①:ドラムをイメージしてフレーズ作り!



そもそもスラップ奏法を広めたラリー・グラハム

ベースとボーカルだけのバンドで演奏するときに


ベースでドラムのようなことができないか

考えて考案したと言われています


スラップ奏法とは


  1. 親指を低音弦に叩きつけて鳴らすサムピング

  2. 高音弦を引っ張ってフレットに叩きつけるプル


この2つの動作で打楽器のような音を出します



サムピング=バスドラム

プル=スネドラム


このようなイメージを持つことが第一歩!🥁





 


ポイント②:ミュートの音を効果的に使おう!!



スラップ奏法の大きな特徴は「バキバキッ」という

フレットに弦を叩きつける音(スラップノイズ)を効果的に使うこと!


  • 音程を出しながらスラップノイズを出す

  • スラップノイズだけを強調する(ミュート


これら2つの音がメインになりますが


2つ目の「スラップノイズだけを強調する音」を

効果的に使うことで勢いが付きます


ドラムで言うところのハイハットに近い役割ですね


 

ポイント③:使う音は極力シンプルに!



スラップフレーズの時にあまり複雑に音を詰め込むと

ごちゃごちゃしてカッコ良く決まりません


  1. ルート

  2. 5th

  3. 1オクターブ上の音


この3つを基本としながらたまに

4度、6度の音を入れるくらいにしましょう


(○度の意味がわからない方はとりあえず上3つを覚えてください)


 



こちらが今回の参考曲の譜面です!


スラップのフレーズがわかりやすいよう

TAB譜にしてみました


「✖︎印」のところがミュートの部分です


MIDIデータにするとこんな感じですね






ベロシティの低いところが

ミュートの部分です


(使用するベース音源によってミュートの

入力の仕方は異なる場合があります)




これをそのまま音源を流すとこうなります




ちなみに今回使用したベース音源はこれです

NI KOMPLETEに入っている音源

"Scarbee Jay Bass"です


個人的に有名なトリリアンより

こちらの音の方が好みです😋
















 

さて、このままでも一応スラップができているので

及第点ですが、もう少しカッコ良くしたい!


ここから更にMIDIデータを調整して

ノリノリなフレーズにしちゃいましょう!!


ここからさらにカッコいいスラップ奏法に仕上げるためには


2つ!!


特に注目していただきたい処理があります🤩


 


極意その①:ノートは短めにきるべし



以前別の記事でも触れましたが

譜面をそのままなぞるだけではカッコ良くなりません!



スラップ奏法では実際の譜面よりも音を短めに切る



こうすることにより、タイトさを出すことができますよ!



今回はこのようにしてみました

効果が分かりやすいように少々大袈裟目です











どのくらい音を切るのかという

基準はありません


実際に音を聴きながら

模索すべし!!


こうするだけでも結構違いますよ!




こんな感じになります😎



最初の音源よりも、キュッと引き締まった印象を受けますね!


この音と音の間隔や「間」こそグルーヴを生み出すのです😋



 

極意その②:長いノートにピッチベンドを入れるべし



これはやり過ぎてしまうとめちゃくちゃになってしまうので

扱いにはくれぐれもご注意を!!


ノートの長い所にピッチベンド(音程を意図的にズラす)


いわゆる


”グリッサンドを入れます”



そうすることにより、微妙なピッチのズレが

更にグルーヴを強く感じさせます




今回は3ヶ所、さりげな〜く入れてみました!

こうすることで




こうなります!


どうでしょうか?


最初の音源と比較するとかなり生演奏っぽく

かっこいいスラップフレーズになったと思います😉


 

最後に今回のフレーズの変化を続けて聴いてみましょう!!





今回の参考音源ではあえて処理していませんが


後はMIDIノート全体を若干タイミングをズラす

ヒューマナイズを行えばより生演奏のように聴こえるでしょう!!


ヒューマナイズについてはこちらの記事で

詳しく書いています



 

いかがだったでしょうか?


スラップ奏法というのは、いかに打楽器としての感覚を

打ち出せるかという点が重要になってきます


著名なベーシストの演奏を聴きこんでみたり

打楽器の演奏から着想を得たりして感覚を養っていきましょう!!


それでは今回はこの辺で~😄



(マーカス・ミラー)















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きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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