どうも!這い上がり系作曲家の霧切酢です!!
今回は打ち込みでベースのスラップを
カッコ良くする方法をご紹介!!
今回も記事内容をまとめたzipファイルをご用意しました😉👍
↓
(今回はNI KOMPLETEの音源"Studio Drummer"と”Scarbee Jay Bass"を使用)
データだけ欲しい方はお疲れ様でした!
詳しい解説が見たい方は引き続きどうぞー!!
#ベースの打ち込み #DTMレッスン
ポイント①:ドラムをイメージしてフレーズ作り!
そもそもスラップ奏法を広めたラリー・グラハムが
ベースとボーカルだけのバンドで演奏するときに
ベースでドラムのようなことができないか
考えて考案したと言われています
スラップ奏法とは
親指を低音弦に叩きつけて鳴らすサムピング
高音弦を引っ張ってフレットに叩きつけるプル
この2つの動作で打楽器のような音を出します
サムピング=バスドラム
プル=スネドラム
このようなイメージを持つことが第一歩!🥁
ポイント②:ミュートの音を効果的に使おう!!
スラップ奏法の大きな特徴は「バキバキッ」という
フレットに弦を叩きつける音(スラップノイズ)を効果的に使うこと!
音程を出しながらスラップノイズを出す
スラップノイズだけを強調する(ミュート)
これら2つの音がメインになりますが
2つ目の「スラップノイズだけを強調する音」を
効果的に使うことで勢いが付きます
ドラムで言うところのハイハットに近い役割ですね
ポイント③:使う音は極力シンプルに!
スラップフレーズの時にあまり複雑に音を詰め込むと
ごちゃごちゃしてカッコ良く決まりません
ルート
5th
1オクターブ上の音
この3つを基本としながらたまに
4度、6度の音を入れるくらいにしましょう
(○度の意味がわからない方はとりあえず上3つを覚えてください)
こちらが今回の参考曲の譜面です!
スラップのフレーズがわかりやすいよう
TAB譜にしてみました
「✖︎印」のところがミュートの部分です
MIDIデータにするとこんな感じですね
ベロシティの低いところが
ミュートの部分です
(使用するベース音源によってミュートの
入力の仕方は異なる場合があります)
これをそのまま音源を流すとこうなります
ちなみに今回使用したベース音源はこれです
↓
NI KOMPLETEに入っている音源
"Scarbee Jay Bass"です
個人的に有名なトリリアンより
こちらの音の方が好みです😋
さて、このままでも一応スラップができているので
及第点ですが、もう少しカッコ良くしたい!
ここから更にMIDIデータを調整して
ノリノリなフレーズにしちゃいましょう!!
ここからさらにカッコいいスラップ奏法に仕上げるためには
2つ!!
特に注目していただきたい処理があります🤩
極意その①:ノートは短めにきるべし
以前別の記事でも触れましたが
譜面をそのままなぞるだけではカッコ良くなりません!
スラップ奏法では実際の譜面よりも音を短めに切る
こうすることにより、タイトさを出すことができますよ!
今回はこのようにしてみました
効果が分かりやすいように少々大袈裟目です
どのくらい音を切るのかという
基準はありません
実際に音を聴きながら
模索すべし!!
こうするだけでも結構違いますよ!
こんな感じになります😎
最初の音源よりも、キュッと引き締まった印象を受けますね!
この音と音の間隔や「間」こそグルーヴを生み出すのです😋
極意その②:長いノートにピッチベンドを入れるべし
これはやり過ぎてしまうとめちゃくちゃになってしまうので
扱いにはくれぐれもご注意を!!
ノートの長い所にピッチベンド(音程を意図的にズラす)
いわゆる
”グリッサンドを入れます”
そうすることにより、微妙なピッチのズレが
更にグルーヴを強く感じさせます
今回は3ヶ所、さりげな〜く入れてみました!
こうすることで
こうなります!
どうでしょうか?
最初の音源と比較するとかなり生演奏っぽく
かっこいいスラップフレーズになったと思います😉
最後に今回のフレーズの変化を続けて聴いてみましょう!!
今回の参考音源ではあえて処理していませんが
後はMIDIノート全体を若干タイミングをズラす
ヒューマナイズを行えばより生演奏のように聴こえるでしょう!!
ヒューマナイズについてはこちらの記事で
詳しく書いています
↓
いかがだったでしょうか?
スラップ奏法というのは、いかに打楽器としての感覚を
打ち出せるかという点が重要になってきます
著名なベーシストの演奏を聴きこんでみたり
打楽器の演奏から着想を得たりして感覚を養っていきましょう!!
それでは今回はこの辺で~😄
(マーカス・ミラー)
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