スラップのオクターブフレーズがダサいと感じる感覚とドラムについて
- 霧切酢
- 4 日前
- 読了時間: 3分

ヒントはドラムにあり!?
先日Xにも投稿した内容なのですが
以前、自分がとある動画にて
「ダサいフレーズ」の1つとして
ベースのスラップを
オクターブで演奏する奏法が
挙げられているのを見かけたのです
簡単にいえば
4弦5フレット
2弦7フレット
これを交互に鳴らすフレーズで
「ドゥンベー・ドゥンベー」みたいに
聞こえるやつ
多分スラップ奏法の入門として
よく見かけるフレーズだと思います
その動画の投稿主の視点では
「ダサい」部類に入るとのこと
まあそれは個人の感想として
全然問題ないんですけど
何故ダサく感じたのか
ここは結構重要な部分だと思っていまして
問題なのはこの「ダサい」と感じる要素を
他のフレーズでも取り入れている
こうなってないかが重要なんです
「じゃあオクターブのスラップを
やらなければいい!」
で解決しない問題なんですよね
まずおさらいとしまして
フレーズの難易度=カッコよさ
必ずしもこれは
イコールではありません
すごく簡単なフレーズでも
かっこいいものはありますし
難易度の高いフレーズも
凄さで誤魔化してるだけで
カッコいいかはまた別でもあります
では何故、そのフレーズをその人は
「ダサい」と感じたのか
それは単純に
弾き方の問題
なのかと思います
もっと正確にいえば『センス』
とかでしょうか?
実はその動画主
実際にスラップのオクターブフレーズを
弾いて見せてくれたのですが
ものすごく音が間延びしてるんです
ココがポイント!
これ結構あるあるなんですけど
音をどう出すかは気にするけど
音の終わりは無頓着
こういう人って少なくないんです
実際には音の終わりって
音の出し方と同じくらい重要で
それが顕著なのが
ドラムのハイハット

ドラムのハイハットって
色んな叩き方しますよね
完全にシンバルを閉じた音
少し開いた音
完全に開いた音
ペダルだけで出す音
もっと言えばこの開き具合を
微調整したりしてますけど
これらで一番違いが出てくるのって
音の余韻の長さなんです
音の余韻の長さを調整することで
ビート感を出してるわけですね
(それだけじゃないですけど)
それと同じ原理なのが
ギターのカッティングの
右手ミュート
つまりスラップのオクターブフレーズで
音を間延びさせることは
ずっとハイハットを開いたまま
同じ力加減で叩き続けてる
みたいな感じに似てるんですよ
もちろん場合によってはありですけど
大抵の場合は平坦に聞こえて
よくないと感じるはずです
これが「ダサい」の正体なのかなと
実際に自分が打ち込みで
実験してみた動画があるのですが
同じフレーズをTake2にて
音の余韻を短めにしてるんですけど
そうすることでより
打楽器的に聞こえるはず
こういう要素が少ないほど
人は平坦と感じてしまい
ダサいと感じやすい
そう考えてます
音の終わりをちゃんと考えれば
オクターブフレーズもダサくない!
そう思います(笑
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