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ミキシング初心者あるある



もはや作曲の一部分となった言っても過言ではない



ミキシング作業!



本来は収録された音を整えたり

CDなどの音源化に適した音にしていく作業です


今ではDAWソフトの機能がかなり優秀なので

結構無理矢理な編集もできちゃったりします



最近では編集込みでフレーズを作ったり

音を加工しやすくしたりしますから



作曲としての編集とミックスとしての編集の

垣根がなくなってきてます



まあ一見できることが増えて楽しそうではありますが

「いいことばっかでもない!」


ということについて書いてみたいと思います!



 


選択肢=自由度ともいえない?



選択肢が増えるということは


それだけ迷う要素が増えるということ!!



様々な機材が増えて

多様なアプローチが出てきたため


これといった正解を見つけるのが

昔よりも困難になってきています



というわけで取り敢えず色々と情報を集めてみても


「一体どれが正解なのかわからん!」

となってしまうことは多いでしょう



今自分がどうすればいいのかわからないし

どこまで自由にやっていいのかもわからない



こんな具合に躓いてしまうことは多いと思います



 




前提条件



もう少し厳密に言えば

選択肢について悩む以前の問題として


  • どんなジャンルの曲を作っているか

  • 使われている素材の種類

  • 素材のクオリティ



などによって処理も異なってくるのがミキシング!



割と世に出ている情報も

当てにならないケースも多いです



例えば


「このパートはこうEQを設定して〜」

「このエフェクトはこう使う!」



みたいな情報を鵜呑みにしてその通りにやっても


前提条件が自分と情報元とで異なるので

全く異なる結果になることが多いです



 



やりすぎ!



そして最後はこれですね



編集しすぎプラグインかけ過ぎで

逆に音が悪くなる



音を良くするために色々頑張ってみたものの

それが逆効果になってしまうという悲しい現象。。



最初のうちはどのくらいエフェクトをかけたらいいのか

どこに使っていけばいいのかわからないので



結果的にエフェクトがてんこ盛りのわりに

薄っぺらい音になってしまう



こういったことはよくあります!

(私もよくやってました)


 


あるあるなのがEQの使いすぎ




「低音がデカイ!削ろう!!」



相対的に他の帯域が目立ってくる



「高音がデカイ!削ろう!」



残った中音が目立ってくる



「中音がデカい!削ろう!」



最初に戻る




こんな感じで不必要なまでに音を削ってしまい

出来上がるのはペラペラのうす~い音



やってるうちに何が正解かわからなくなり

延々と同じことを繰り返してしまいます


 

もう1つの”やり過ぎ”あるあるは


リバーブのかけ過ぎですね




効果も分かりやすく聴いた感じ

音がリッチになった気がするのがポイント



カラオケだとかライブハウスで聴いてる感じと

同じくらいにしてしまうと大体はやり過ぎ



どちらかというとお風呂で歌ってるみたいな

残念な音になってしまうことも・・・



しかも、リバーブの特徴として



リバーブを深くかける=遠くから聴こえる



というような演出をするためにも使われるので

かけ過ぎると奥に引っ込んだみたいな音になってしまいます



 

まあ、結局のところは



さじ加減が分からないため

暴走してしまい、失敗に繋がる



ということが共通して言えることだと思います



しかも手間や時間をかければかけるほど


「こんなに苦労したんだから

 必ず音が良くなっているはず!」


と、意固地になってしまうことも多いです


 

そんな時は



逆に自分に制限を設けてみる



例えば


ミックスは極力何もしないところから始めて

少しだけ調整するということを徹底する


使用するプラグインの数を決めてしまう



やや強引ではありますが


まずは最小限の状態でも

ある程度良いものが作れるという感覚を身に着ける



その感覚が分かったうえで

応用的な技術に手を出してみるといいですよ!





きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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