どうも!霧切酢です!!
今回のお題はコレ!
ダウンチューニング、ヘヴィなロック、Djentについて!!
実は今一番新しいとされているDjentとは結構違いがあったりしますので
その点含めて解説したいと思います!
#ダウンチューニング #Djent
ダウンチューニングとは?
通常のチューニングより弦楽器のピッチを下げることで
より重たい音を出す手法!
弦を緩めることになるので、その分
フィンガリングが楽になるというメリットもありますね!
伝説的なロックバンド"Van Halen" 半音下げが基準になっています
今となっては一般的ですが
最初は半音~1音下げ位が最も使用頻度が高かったです
「今の基準だとほとんどレギュラーチューニングと変わらん!」
て感じるかもしれませんね😅
ちょっと暗い雰囲気をだしつつ
演奏性の利便性を優先したように感じます
PANTERAのようにヘルツを弄って
約4分の1下げなんて変わったことをするアーティストもいました
約4分の1下げが基本 1音下げも使用しています PANTERA
KORNの登場と最低音の基準
ダウンチューニングを駆使したアーティストの中でも
"KORN"を無視することは出来ません
7弦ギター、5弦ベースを1音下げして
LOW-Aを基準に楽曲を展開して話題を集めました
ロック向きの7弦ギターを開発したのはSteve Vaiですが
(同時に8弦ギターも制作したようです)
7弦ギターを広く世に知らしめたパイオニア的存在と言えます🤗
限界寸前のチューニングを駆使し、圧倒的重低音を響かせたロックを打ち出しました
極端にミッドをカットしたベース・スラップ
FUZZを使用した不気味なギター
JAZZを彷彿とさせるドラム(初期の音源のみ)
ヒップホップの要素を加えた楽曲
など、確固たる地位を築いた
とても計算されたアンサンブルも必見です
実際にベースはLOW-Aよりも低いチューニングにしてしまうと
ほとんど聴きとることが出来なくなってしまい
曲として成立させることが困難になってしまいます
そのため、”ダウンチューニングの限界はLOW-Aまで”
という認識が広まりました
KORNの登場とともにダウンチューニングの限界点が
決定されたとも言えますね
この限界点を超えたのがDjentですね
ドロップチューニングの流行
ドロップチューニングというのは
全部の弦のピッチを下げるのではなく
”ギター、ベースの一番低い弦のみ1音下げること” です
LINKIN PARK ドロップC#,Dを使った楽曲がメイン
ベースではそこまでメリットはありませんが
ギターはドロップチューニングを使用することで
指一本でパワーコードを押さえることが可能になり
低音弦を使った分厚いパワーコードを単音弾きのように連続して
演奏することが出来るようになりました
ロックやメタルは基本的にパワーコードしか使わないので
この効果により演奏、フレーズの幅がかなり広がりました
slipknot ドロップB,Aを主に使用 よりテクニカルなプレイが目立つ
KORNによりダウンチューニングが一般的になり
より分厚くヘヴィなギターサウンドが一気に流行りました
しかし、KORNは
ある種この手のジャンルの基盤を作り、独占してしまったため
より演奏面で差別化を図ろうとしたため演奏性重視の
ドロップチューニングが流行ったのではと思います
(個人的な感想)
Djentの到来とアンサンブルの一新
"Djent"というのは本来音楽のジャンルではなく擬音語でした
日本語で言うところの
「スギャーン」 「ドカーン」
みたいな意味ですね😲
これはギターのチューニングを下げまくった弦を
弾いた時の音から来ているそうです
ジャンルというよりは造語が独り歩きして勝手に広まった部分もあるので
この呼び方に批判的な方もいるそうです
しかし、これまでのアンサンブルとは
かなり異なった要素もあるので
私は敢えてDjentを1つのジャンルとしてとらえています
Djentの始祖
MESHUGGAH
1987年から活動しているというかなりの大御所バンド
初期はスラッシュメタルに近い音楽性でしたが
次第にプログレッシブな要素を取り入れ独自の進化を遂げました
非常に綿密に練られた楽曲を作っていて
単に重低音を強調した音楽ではなく
ポリリズムを利用した変則的なリズム
Allan Holdsworthに影響を受けた浮遊感のあるリード
生アンプを廃した音作り
など、彼ら独自の路線を追求してきたバンドです
因みにDjentという造語を作ったものこのバンドの
ギタリストだったりします
Djentと従来のヘヴィな音楽との違い
その1
8弦ギターを使用することにより、ギターが本格的に
ベースの音域を埋めるようになりました
その為
リフはベースとギターのユニゾン
という今までではあり得なかった構成になっています
これまでの常識ですとベースは
ギターの1オクターブ下を支えるという役割がありました
KORNがダウンチューニングがLOW-Aまでが限界だと言ったことも
これに由来します
ベース自体の役割を変えることで、この常識を一変させました
テクニカル・インストバンド Animals As Leaders
その2
これまでのギターの音は
ハイゲインの潰れたような音
若干ミッドカット気味のEQ
豊富なサスティーン
などが特徴でした
しかし、Djentはこの真逆で
歪みは抑え気味
張りのあるミッドと抑え目なロー
余分な余韻はゲートでカット
こうすることで、よりリズムを強調した演奏を可能としました
また、ベースの音作りも
強めに歪ます
強めにローカット
ミッドを強調
このようにしてギターの音に近づけている場合が多いです
こうしてみて行くと一見近い音楽性に見えますが
方向性が真逆なところが面白いところと言えるでしょう!
いかがだったでしょうか?
こういった時代ごとの特徴をしっかり捉えて
曲作りをしてみると面白いかもしれません
それでは今日はこの辺でー!😉👍
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