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【DTM】PANの上下ってどう調整するの?~PAN(定位)の仕組み~



定位の設定



音源を作っていくうえで目指したいのは


立体的に聴こえる音源!



理想としては、聴感上音源が

球体のような印象が良いとされています



各パートごとに奥行き

演奏している位置がわかるようなミキシングですね


これがなかなか難しく

最初のうちは平べったい音になり勝ち



左右に楽器を振り分けるのは割と簡単なのですが


その他、例えば上下の調整なんか

最初のうちは全く分からないと思います


(いまだに難しく感じますが)


今回はそんな

ミキシングに関するお話です!



 




基本的な音の定位決め



まずは基礎の確認から!


左右の位置決めはパンポットを使えば

簡単に収録されたトラックを左右に振り分けられます



ミキサーには必ず”PAN”と書かれたツマミがあるので

これを左右に振り分けると


トラックごとに 左 中央 右


といった具合に位置を調整することが出来ます


 


どのように振り分けるかは

楽曲、自分の好みによって変わってきますが



  1. 歌、主旋律

  2. ドラム

  3. ベース


この辺りは大体中央

(ベースは若干右にずらしますが)



  1. ギター

  2. コード系のシンセ

  3. バックコーラス



楽曲のコードや装飾音的な物は

大抵左右に振り分けられます



左右に振り分けた方がより広がりのある音になりますが

音を中央に集めた方が力強い音にすることが出来ます



余談ですが


洋楽は割と音をしっかり広げ勝ち

邦楽は音を中央に集め勝ち



といった傾向があったりします



 


上下のツマミはどこに?




さて、ここからが本題ですが・・・



上下を設定するPANはありません



「えっ、じゃあどうやって調整するの?」って

思いますよね


私も最初冗談かと思ったものです😅



結論から言えば至極単純で


上下の調整はツマミ無しでやる

ということになります



(サラウンド系のPANはまた話が違ってくるので

 あくまで一般的な音源の話です)



 



カギはスピーカー自体を知ること



上下の設定の説明に入る前に

まずはスピーカーで音を鳴らす仕組みから知っておく必要があります



イヤホン、ヘッドホンも共通していることですが


基本的に左右のPANの振り分けも

2つのスピーカーの音量によって調整されます



聴感上ではPANを振ることで

音の位置が移動しているように聴こえますが


実際にはスピーカーの音量を調整して

左右、中央の聴こえ方を再現しているに過ぎません


 


これはDAWのステレオトラックの

メーターの表示を見ると分かりやすいです



ステレオトラックの場合

こんな感じに2本の線で音が表示されてますよね?


これはPANを中央にしている設定ですが

中央に位置している状態を再現する際には


2つのスピーカーの音量が均等に鳴っている状態

こういった音量の状態で再現されます






PANを左右に振り分けると


振り分けた方の音量が大きくなり

反対側の音量が減っていることが分かります


これが実際に行われている音響の仕組み!






で、かなり前置きが長くなりましたが


上下の設定も考え方はこれと一緒



スピーカーの特性を活かしてあげることで

上下の調整も可能になってくるということです



 


どこから音が出てくるのかを知る



これさえ知っていれば大丈夫!



スピーカーは


の小さい丸い所から高音を

の大きな丸い所から低音を出しています



ここまで書けばもうお分かりかと思いますが



低音域、高音域を調整することで

上下の調節をすることが可能です



試しにDAWで適当な音を出しっぱなしにして

そのトラックのEQで高音、低音域をいじってみて下さい



高音を強調すれば音が上に上がっていく感覚があり

低音を強調すれば音が下に下がったように聴こえます



 

例えば、各パートの音作りには満足しているものの

どうも音全体が真ん中に集まり過ぎている



こんな悩みに遭遇してしまった時は


敢えて低音、高音を足したりすることで

そのトラックの音を上下に振り分けてみる


そうすることで

より中央で鳴っている音のスペースを確保できる


こんな手法が可能となります


この上下の間隔が掴めると

左右に振っただけの平べったい音源から卒業できるかも!



 

勿論いいこと尽くめというわけではなく

下手すると各パートのバランスを崩しかねません


EQを調整するということは

ミキシングでのバランスを変えてしまうということ


こういった上下のバランスも考慮して

どんな音色を使うのかを考えるのも大事ですよ!



それでは今日はこの辺で~✨




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