どうも! 作曲家 霧切酢です!!
今回は
ストリングスを生演奏のように聴こえさせる
打ち込みのやり方をご紹介します!!
今回もこちらに内容をまとめたzipデータをご用意しました👍
↓
MIDIデータ、譜面、打ち込みの画像、2mix音源などが入っています
詳しい解説が読みたい方はここから先も読んでみてください😉
#DTMレッスン #打ち込みのコツ
・ゴーストノートを加えて生演奏のように!
今回のフレーズはこれ!
MIDIデータの調整が後ほどわかりやすいように
全音符と2部音符のフレーズにしました
実際にどんなフレーズか聴いてみましょう🎧
今回の音源は曲っぽくピアノのバッキングを入れてみました🎹
このままだと打ち込みの感じがモロに出てしまいますね😓
今の状態は全くMIDIに調整を加えていない状態です
ここから実際の演奏に近づけるにはどうすればいいのか?
それでは詳しく見ていきましょう!
・楽器の特徴を考えてみる
打ち込みと違い楽器を生で演奏する場合は
楽器それぞれの特徴が出てきます
打ち込みだとそれが再現されないまま
音が出てしまうんですね
こういった特徴というのは基本的に譜面には記載されません
ですので、日頃からYouTubeなどで実際の演奏を聴きながら
楽器の特徴を捉えてみる練習も行効果的ですね💪
楽器の特徴と言っても様々なものがありますが
今回注目するのは
ストリングスは弦楽器
フレットレスだということ
例えば同じ弦楽器のギターなどは基本仕様として
ピッチに合わせてフレットが打ってあります
そのおかげでフレットの箇所で弦を抑えると
正確なピッチの音が出せるように作られているんですね
ピアノも実は似たような仕組みになっているのです
対してフレットレス、つまりストリングスは
音を出す際のこう言った仕様がありません
その為、ギターやピアノとは違い少し押さえる箇所が少しでもずれると
微妙にピッチが合わなくなります
その部分を打ち込みで再現してみましょう!
まずは先程載せていたこちらの譜面を一旦MIDIで見ていきます
↓
このようになっています
この状態ですと、フレットがない楽器特有の音のズレがなく
鍵盤楽器やギターのような音に近くなってしまいます
この状態にその音のズレを再現するような
ゴーストノートを入れていきます
今回はゴーストノートの効果がわかりやすいよう
少々大袈裟に打ち込んでいます
運指の際の、目的の音に到達前に余分な音がわずかに入ってしまった
という部分を再現してみました
目的の音の前をクロマチックにゴーストノートを
入れていくというイメージです
コツとしてはベロシティを目的の音より低めに
実際に音を聴きながら調整すること!
調整したフレーズがこのようになります
ストリングスの処理に合わせて
バッキングのピアノもMIDIを多少調整しています
最初と比べると、打ち込みっぽさが薄くなったように
聴こえるのではないでしょうか?😎
今回は私の感覚で処理しましたが
自分なりのやり方も模索してみましょう!
いかがだったでしょうか?
譜面では読み取ることのできない要素なので
最初のうちは色々と戸惑うかもしれません
今回ご紹介した方法はあくまで一部で
フレーズや楽器ごとにアプローチも変わってきます
しかし、こう言ったことの積み重ねが
良い楽曲に仕上げるための一歩になります!
それでは今回はこの辺で!😉
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