グルーヴを理解したら出来ること
- 霧切酢
- 7月13日
- 読了時間: 2分

視点を変えてみる
Metalを相対的に
理解できるようになる
これです
自分はグルーヴやビートを
かなり重視する方ではあるんですけど
必ずしもグルーヴを優先した方が
良いというわけでもありません
グルーヴを出さない、感じさせない
そうすることで表現できるものがあるからです
それがクラシックであったり
クラシックから影響を強く受けた
ネオクラ、メタルといったジャンル

この独特の冷たさがかっこいい
芸術的であると感じるわけですね
これが上手く作用した例がMetallica
Metallicaってリードギターが
現在のカーク氏に代わるまでは
結構ハードロック寄りの
人間味ある触れるフレーズだったんです
しかし、カーク氏に変わってから
冷たさを感じるようなリードが目立ってます
悪く言ってしまえばグルーヴを感じない
味気ない演奏なのですが
この冷たい質感が世界観にマッチしたり
ベーシストのクリフが提案する
クラシック的なアプローチの曲構成
こう言ったものと
絶妙に相性が良かったんです
仮にもしこれが別のギタリストだったら・・・
それこそ一時期打診されていた
PANTERAのダレルが加入していたら
Metallicaは今ほどの人気は
出なかったかもしれません
こんな具合に
グルーヴという概念が理解できていると
そこからどんな要素を削るのか
これを相対的にみることができるんです

演技の世界で言うと
ターミネーターシリーズの
アーノルド氏の演技だとか
ダンスで言うと
アニメーションダンスだとか
人間味あるものからあえて
機械的なものを表現する
こう言った良さをより強く
実感できるようになります
何かわからないけど
海外のメタルバンドと日本のメタルバンドって
ちょっと違うよな〜
こんな感想を抱いたことがある人は
きっと潜在的に
このスタートラインがの差から生まれる
解釈の差を感じ取っているのかもしれません
(ミキシングとかもありますけど)
そう言った意味でも基礎として
グルーヴの概念を理解する
そしてそれを表現するために
必要なスキルを知っておく
これだけでもかなり
見えてくるものが変わってきますよ!




