ボーカルテクニック!デスボイスを出すときにマイクを手で覆っている理由、知ってる?



ボーカルにとってマイクは楽器!!



今回はデスボイスのあるある話!


攻撃的で強烈なインパクトを与えることが出来る



デスボイス!(Scream)



しかし


実はデスボイスもカッコよく聴こえさせるために

色々と工夫が必要!


その裏側を見ていきましょう!!


#デスボイス


 

マイクを手で覆ってるアレって何なの?



ラウドなロックやメタルなどのバンドでこのような


マイクを手で覆うような動作を見かけることはないでしょうか?



特に低音を強調したデスボイスなどで使用される割合が高いです






ロック系のミュージシャンだと、デスボイス以外のパートでも

片手でマイクの先端を覆うような持ち方をする方が多いですよね!





なんとなくこういう持ち方で歌っていると


ロックっぽく見えるというか

激しいジャンル歌ってる感じがでますよね!




でも、実はこれって



マイクを手で覆うことによって

意図的に声を音割れさせたり、こもらせたりしてるんです



そうすることで、一種のディストーション

マイクを使って出しているんですよ!



また、声がこもることによって

低音域をより強調することが出来ます



逆にこのマイクで作ったディストーションを嫌って

意図的にマイクを手で覆わない人もいます




マイクを手で覆っている音よりも迫力に欠けますが


声にクリアさが出るため

バンドとの混ざり方がよりきれいになるというメリットがあります



最近ではPAの技術が進化したためか

手で覆わなくても迫力のある音になりやすくなった気がします



 

声が音割れする仕組み



実はこのテクニックはマイクの特性を利用した

ちょっとした裏技だったりするんです



ライヴで一般的に使用されるマイクは上の画像のような

SHUREのダイナミックマイク


この形式のダイナミックマイクは単一指向性と言って

マイクの先端から先へ直線的に音を拾う特性を持っています



しかし、この単一指向性のマイクは

先端の丸い部分の真ん中の線より下


つまり通常声を当てる部分の反対側からでも

声を収音できるようになっています



で、実はここの部分を手で覆ったりすると収音の仕方が変化

無指向性といって広範囲に音を拾うような特性になります



さらにこの状態から手でマイクを覆って叫ぶため

トンネルの中で声を出すように声が反響します



その結果、マイクで収音した声は音割れを起こし

より攻撃的なサウンドになるのです



ちなみにこれやるとめっちゃPAの人に嫌がられますw



 

なんで音割れさせる必要があるの?



実はデスボイスってそんなに音圧ないんです


特に低音域のデスボイス




「えっ?そうなの??」


って思った方もいると思いますが


大抵の場合は地声の方がでかい声が出せます



理由は色々ありますが


  • 声帯以外の所を振動させて声を作る

  • 喉の奥の方を鳴らして声を出す



などが原因で思った以上に音圧はありません



特に声を低くするにつれ喉の奥の方で発声するため

より声は小さくなっていきます


そのためマイクで音割れさせることにより音圧を稼ぐんです



一応無理やり力業で音圧を稼ぐことは出来るのですが・・・


あまり強く声を出そうとすると声が裏返ってしまったり

スタミナ的にもたなかったりします


 

デメリット



PAの人がお怒りになる!



以外にも、もちろんあります!(笑



それは、レコーディング



レコーディングではこの音割れが使えないため

結構しょぼい音質になってしまったりします


(近年では解消されてきましたが)



ライヴの時と同じようにダイナミックマイクを

手で覆って収録しても単に声がこもるだけで終わります😅





こちらはCannibal Corpseの初代ボーカルが在籍していた時代の楽曲です



ライヴではこの通り、マイクのディストーションを使用した

凶悪な低音域の唸り声が多くのファンを獲得しました


しかし




CDの音源ではややパワー不足に感じます



この音源はまだライヴの声に近くなっていますが

他の作品ではもっとクリアに聴こえるような作品もあります



ライヴでは派手なパフォーマンスが出来る反面

如何に音源でもカッコよくできるかは結構コツがいる




最近では録音技術が発達したので


  • 声を複数重ねる

  • 声にディストーションを後からかける


といった手法も用いられます



また、Suicide Silenceの初代ボーカリストMitch


録音時も口の周りを手で覆うなどをしながら

収録していたようです





私の場合は、本当に音割れさせた音を混ぜるとかやって

収録してみたこともありますよ!w


 

まとめ


・デスボイスとかでマイクを手で覆うのは、音割れさせるため

・マイクの指向性を意図的に変えて、声を反響させている

PAの人が結構起こる手法である

・デスボイスは意外と音圧がない

・録音時に声に迫力を出す方法が難しい


以上、デスボイスの裏事情でした!



こういったことって

実際にデスボイスを使ってみないとわからないんですよ😅


私も習得したものの、それを曲でカッコよく組み込むために

結構試行錯誤しました


もしバンドや自身の楽曲で取り入れる場合は

ちょっと気にしてみて下さいね!


それではー!!👍✨