どうも! 作曲家 ギタリスト 霧切酢です!!
今回はギター・ベースの便利アイテム
フレットラップについて!
上の画像の
ギターのナットの上についている黒色のやつですね
最近では多弦ギターの普及により
知っている方も多いと思いますが
改めてその使い方、効果などをご紹介したいと思います!
#フレットラップ
#ギターの機材
何するための道具?
一言で言うなら
余分な弦の振動を抑えるためのアイテム!
最も標準的な使い方はトップ画像のように
ナットの上あたりにコレをつけて
ナットから先のヘッドの部分に伝わる弦の振動を
抑えるためにつけます
「それって何か意味があるの?」
と思ったあなた!
実は
ギターのサウンドに大きく影響しているんです!
ナットからペグまでの弦
弦を貼られたペグ
これらの振動がヘッド部分で共鳴してしまうと
ギターの音が濁ってしまいます
特にパワーのある低音弦が追加される
7弦ギター
5弦ベース
などは
その分振動も強く
音の濁りも強くなる傾向があります
そういった音の濁りを
フレットラップで解消するということですね!
実はヘッドレスギターなどは軽量化なども目的とされていますが
結果的にヘッド部分の余分なノイズを除去することが出来るため
音をよりクリアにすることが出来る
という意図もあります
近代的な複数の楽器を使用する楽曲を作る時は
余分な音を消すことは重要!
フレットラップはかなり効果的な手法になると思います
ミュート作業を完全に任せる
ギターの上達という面ではよくありませんが
右手や左指の余った部分で行うミュート作業を
フレットラップに全部任せる
という使い方もあります
こんな感じにナットより下につける
例えばレコーディングなどですと
よりシビアにノイズや音のクリアさを
追及していくことになっていきます
そうなってくると
自分の手でするミュートが甘い
ミュートの動作の際に別のノイズが入ってしまう
フレーズが制限されやすい
などの問題も出てきます
(めっちゃうまい人なら別ですが😅)
そういった問題をフレットラップを付けることで解消し
演奏に集中するという方法もありです
勿論、自分の手でミュートする以上に
しっかりとミュートが出来るという
音質面での違いもありますので
音質面を考慮して使うというのもありです
デメリットとして
開放弦の音が使えなくなるので
フレーズの工夫が必要ですね
両手タッピングなどの高等テクニック
一番最後にご紹介するのがこれ!
超高等テクニックである
両手タッピングの時に使う!
両手タッピングというと
従来ならボスハンドタッピング
という奏法がありましたが
それとは少し異なります
まあ、厳密な定義があるのかはわかりませんが
近代的な奏法ではより
運指の自由度を高めた弾き方
ハンマリングのみを使う
といった弾き方が主流になってきています
ここでハンマリングのみを使うという特徴を上げましたが
何もミュートをしていない
もしくは
左手などで弦を押さえていない状態でハンマリングすると
余分な音がめっちゃ入ってしまって
かなり音が濁ってしまいます
瞬間的に使うだけならあまりきになりませんが
連続して使用するとかなりノイジーな音になります
それを防止するためにフレットラップを利用する
という流れになります
大抵はナット上につけていたラップを
ナット下の位置に下ろしてミュートさせます
余分な音は本当に不要なのか?
ここまでフレットラップの利点、使い方を解説してきましたが
そもそも
本当に余分な音をカットしてしまっていいのか?
という疑問も残ります
勿論MetalやDjentといったジャンルでは
こういった余分な音は不要でしょう
しかし
あえてこういった余分な音があるからこそ
生楽器らしい音になったり
温かみのある音になったりします
ゴーストノートなどと立ち位置は似ているかもしれませんね
理論的には不要なものなのですが
あえてそれがあるからこそ成立する
という時もあります
ジャンルによってはこういったノイズを逆に利用する
という考え方もいいかもしれませんね
まとめ
・フレットラップは余分な振動を抑えてくれる
・自分でするミュートを任せられる
・両手タッピング時に使うとより音が明瞭になる
・あえてノイズを残すということもまた表現の1つである
以上、フレットラップの効果についてでしたー!!✨
まあ
私の場合はどんどん使用しているギター・ベースを
ヘッドレス化してますけどね😅
好きなように使っていきましょう!!
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