音楽の発展と共に歩む
最近めっきり
ヘッドレス&ファンドフレットギター
ヘッドレス&ファンドフレット 5弦ベース
8弦ギター
などなど
結構モダン目なギターを収集している私ですが
どちらかと言えば古典的なこれぞギター!
みたいなギターの方が好きだったりします
代表的なのがストラト、レスポールですね
何だかんだいってロック系の音楽は
この2本を基準に音作りが決められているように感じます
だからこそ私はレスポールも欲しかったのですが・・・
シングルコイルの代名詞
例えばシングルコイル系のサウンドなら
ストラトを模したコピーモデルが大量に作られましたが
結局のところそのサウンドは本家に
どのくらい近づけられるか
が結構基準になっている気がします
もちろんテレキャスとかもそうですが!
その上で演奏面を更に向上させた
という個体が多いように思えます
ストラト特有の太めのネックが現代的なフレーズに合わないため
ネックを薄めにした個体とかも結構出ましたね
ストラトの音が多くの支持を受けたため
一つの指標となったということでしょう
ハムバッカーの代名詞
対して骨太でパワフルな音の代名詞がレスポール!
ハムバッカーギターはかくあるべしと言わしめた
ディストーションギターの音の指標となった存在
昔は今のように質の良い
ハイゲインサウンドを作ることが難しかったのですが
僅かなゲインでもしっかりとした歪みとサスティーン
アンサンブルを引っ張る力強い音を出していました
今のハイゲイン系の音の元祖とも言っていい存在ですね
後にレスポールのコピーモデルは勿論
ストラトタイプにハムを載せるという個体も多く登場しましたが
どこまでレスポールっぽい音から妥協できるか
みたいな雰囲気はあったような気がします
というのも、時代と共にギターは
より操作性に優れて軽量であること
これを優先して作られる傾向にあったので
どうしても構造的にレスポール特有の厚みが出せませんでした
そんなわけで
基本ストラトの作りだけど若干レスポールっぽい音も出るよ
出来るだけレスポールっぽい音に近づけたけど
もう少し弾きやすいように工夫したよ
この2通りみたいなレスポールを基準とした
ギターが多く登場した印象です
現代的なギターが目指している物は?
ここまでロックの歴史と照らし合わせて
「やっぱストラト、レスポールは時代を作ったんだな~」
と改めて考えさせられるのですが
対して現代的なギター、ベースは
何を指標にしているのか?
実際に使ってみて考えてみたのですが・・・
従来の求められてきたストラト、レスポールっぽさから
少々かけ離れて行っている気がします
勿論シングルコイル、ハムバッカーそれぞれの
美味しい所みたいな部分は継承されていると感じますが
更に現代の機材、録音環境、アンサンブルといった
今のジャンルやこれからのギターの使い方を考慮した
音に振り切っているように思えます
こういった従来の指標にあまり捉われないようになったためか
形状や仕組みなども更に多様化している印象があります
正解の音が昔よりも多様化した
とも言えますね
ヴィンテージギターの価値
このように
ギターやベースにも新しい時代が来てる
と感じます
そうなると個人的に気になっているのが
ヴィンテージギターの存在
ヴィンテージギターって枯れたような印象がありますが
実際はもっとしっかりした音なのだとか
今回解説したように
元々ギターというのは指標となるストラト、レスポールと言った
時代を築いてきたギターが基準となっていました
つまり、古ければ古いほど
その指標に近い音が手に入る
ということもあり
ヴィンテージ系のギターは需要が高かったです
今でも昔の個体の再現品なんかも人気ですね
しかしながら、これからの音楽において
従来の指標のようなものが変動していくように感じられるため
ヴィンテージ系の音一強ではなくなるのかも
と考えたりしています
まあ、ギタリスト、ベーシストにとっては
ヴィンテージ系はロマンなので
購入する時はそこら辺も覚悟の上だと思いますが・・・
というわけで
何故私が古典的なギターが好きなのに
モダンなギター、ベースを購入して言っているのかというと
これからの時代に合ったトーン、演奏をするためには
現代的な楽器を持っていて、その特性を知っておく必要があるからです
実際に最近のギターじゃないと表現できない
微妙な質感ってモダンなギターにはあるんです
もし今までモダンなギターに触れたことが無い方も
一度触ってみると新しい発見があるかもですよ!!
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