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中級以上のギタリストが言う「アンプ直でOK」のもう一つの意味

更新日:3月29日




エレキギターには様々なエフェクトを加えることが可能!



しかし



ある程度ギターが上達してくると

エフェクトを使わなくなってくる傾向があります



「いくつか使ったりするけど、アンプ直でも音作りはOK!」


なんて言っているギタリストも割といらっしゃいますね



私自身もこの例にもれずこの傾向になったのですが

実は色々と事情があったりします






 

①エフェクト自体が不要





一般的に言われている理由がこれ!


ある程度ギターが弾けるようになってくると



・演奏側のテクニックで表現できることが増え

 エフェクトが無くても成り立つことが増える



後からエフェクトをかけた方が良い



などの理由から


エフェクターを使わなくなります



ライヴにしろレコーディングにしろ

後から音作りすることになるので


出来るだけ何もエフェクトが無い方が

整えやすいという場合も多いです


機材が増えるとその分管理も大変ですしね😅



 

また、音質面においても


あまりペダル系は増やさない方が良いという側面もあり


「多少の音質の劣化は許容する代わりに

 どこでも均一な音を保つ」


「様々な状況に合わせて自分で微調整を施すため」



というある種の妥協としてエフェクトを使っている人もいます



私自身ライブなどをしていた時期はこの理由が主でした



 

②選択肢を狭める





そして、案外知られていない理由がコレ


選択肢を狭めるために

エフェクトを使わない



という事情



「選択肢を広げる方が良くない?」

「選択肢は多い方がいいんじゃないの?」



と思われるかもしれませんが



実の所、選択肢が多すぎると

逆に出来ることが多すぎて迷ってしまう



という事態になったりもします



 


考えてもみて下さい



エフェクトを使わない状態でも

テクニックで多様な表現が出来るのです



つまり


使うエフェクトの分だけ

自分のテクニックに表現の幅が倍増されていくイメージ



エフェクトなしで10の表現が出来るなら

エフェクト1つにつき選択肢が20



3つなら3倍 4つなら4倍・・・



少々大げさですけどね!



自分のテクニックが上がれば上がるほど

注力すべきことが増えていくのです



人は選択肢が多すぎると

逆に出来ることが少なくなってしまいがちです



情報量を極力減らして

1つ1つの質を上げていく



こういった考えを無意識にもっていて

エフェクトを使わなくなっていくケースもあります




 

しかし!



当然のことながら


エフェクトを多用することが

悪いことではありません!!





実際にエフェクトを多用している

著名なギタリストもいらっしゃいます



  • 明確な音へのビジョンがある

  • エンジニア的な視点からエフェクトを使える



こういった能力がある人は

積極的に使ってみてもいいでしょう






Animals As Leadersのギタリスト

Tosin Abasi大量のエフェクトペダルを使っています



多彩なプレイスタイルに合わせて

見事な音色を使い分けています



もはやこれはエンジニアの領分の音作り

自身の手元で行っているといってもいいでしょう



 

DAWでエンジニアの視点を身に着けてみよう!




少し前ならば敷居も高かったですが


今では驚くほど自宅でお手軽に

レコーディング環境が整えられます!



自身で曲を作ってみたりして


単なるギタリストとしてではなく

エンジニア的な視点も持ってみる



そうすることで

更に進化した現代的なギタリストになれるのでは


と考えています



現代の技術をフル活用して


「ギタリストはアンプ直の音が一番!」



という固定概念をひっくり返してみましょう!!😉✨







きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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