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執筆者の写真霧切酢

”ぼっち・ざろっく!”と”けいおん!”の関係性とは?



根強い人気・バンド系の漫画



大ヒットした”けいおん!”からはや数年...



またしても”きらら”から

バンド系アニメが大ヒット!



”けいおん!”とは違って

部活動外でのバンド活動がメインのお話


部活動という縛りがないため

よりバンド活動をメインにした展開が魅力的



当然私も

原作5巻購入しました


(微力ながら作者さんを応援したいですし)


ちょっと前にやっていた”バンドリ!”よりも

盛り上がり方は大きいように感じます



  1. ”きらら”+バンドもの 

  2. 偶発的なヒット


この組み合わせは

やはり”けいおん!”を連想しますね


というわけで、今回は


”ぼっち・ざ・ろっく!”と”けいおん!”


関係性、共通点について色々考えてみたいと思います!



 


”けいおん!”効果で変わったこと



”ぼっち・ざ・ろっく”を語る上で欠かせないのが

姉妹分に当たるアニメ版の”けいおん!”



急遽枠が空いたので制作されたアニメという経緯がありながらも

異例の大ヒットを記録しました


スタッフもこの反響を予想していなかったため

アニメ一期で原作の大半を消化しまうという・・・




涼宮ハルヒから増え出していた

弾いてみた動画や軽音楽部ブームも加速!


作中で使用された楽器や機材が

飛ぶように売れたりと


音楽界隈ではちょっとしたバブルみたいなイメージ



また、当時として深夜帯のアニメが

かなり一般に浸透する一旦を担っていたと思います



 

で、個人的に”けいおん!”が与えた影響で

最も大きいと感じているのが



世間のバンドに対するイメージの更新



これではないかと・・・



これまでにも”BECK"だとか、”デトロイト・メタル・シティ”とか

バンドを題材にした漫画はあったのですが



なんというか


良くも悪くも

ファンタジー色が強すぎる




という印象でした

変に高尚すぎる存在として描かれていると言いますか



例えば、”BECK"は一見割とリアルな描写っぽいんですが



あんな熱い感じのサクセスストーリーは

実際にはないですし


泥臭そうに見えて

かなり美化されたストーリーだったりします



バンドに対する憧れをそのまま

漫画にしたような作品でした



もちろん、それはそれで面白いんですけどね


 

日本のアイドルと一緒で、元々バンドマンも


手の届かない存在であったり

芸術家思考が強い存在である



みたいな良い意味での距離感みたいのがありました



よく実態がわからないけど

アーティスト的なイメージが先行していた印象です



で、こう言ったお堅いイメージを壊したのが


”けいおん!”の存在!!



実際の学生バンドのゆるさとか

テキトーさみたいな”あるある”を広めることができました



その結果、バンドに対するお堅いイメージがなくなり

より身近に感じやすくなったのではないかと



楽器やバンドへのハードル見たいのが

一気に下がったんだと思います


丁度自宅で音楽が作りやすくなってきたことも

この勢いを後押ししたのでしょう



 



2つの作品の共通点



ストーリーを比べてみると


学校生活の一部 = けいおん!

バンドを通した成長 = ぼっち・ざ・ろっく!



みたいな感じで

割とこの2つに共通点はなかったりします



”けいおん!”の場合は

バンドに詳しくない層も見れるように



主人公を全くのゼロからスタートすることにより


視聴者と主人公をリンクさせることで

物語を楽しめるように工夫されました



”ぼっち・ざ・ろっく!”の場合は

ある程度楽器の基礎については説明を省いています



ここら辺は既にバンドに関することが

身近になっているからこそできたスタートの切り方です


 

パッと見で思いつく範囲の共通点といえば


  • 主人公の使用楽器

  • ドラム=元気 ベース=クール系

  • 女子高校生もの



みたいな感じにわかりやすいアイコン的な部分が

似てると言えば似てますね


後タイトルに「!」がついてるとか)


しかし、個人的には...


主人公の性格は真逆で似ていないけれど

役割は同じである



と考えています



 

要するに



・”けいおん!”の唯ちゃんは


 バンドがそこまで身近でなかった

 当時の時代の読者目線のキャラクター



・”ぼっち・ざ・ろっく!”のひとりちゃんは


 バンドがある程度身近になった

 現代の読者目線のキャラクター



それぞれ時代にあった視点を持ったキャラクターだからこそ

このヒットに繋がったのではないか?


と考えています



憧れや興味本位で動く時代から変わって



簡単に知識とかは手に入るけど

実際に行動し、形にすることの難しさ



これを表現したのが”ぼっち・ざ・ろっく”の

作品の面白さに繋がっていると思います



ひとりちゃんは現代の人が抱えやすい悩み

わかりやすく体現しているのかもしれません



まさに現代における”けいおん!”の

再来と言ってしまっていいと思います



 


ギター、ベース奏者であり

バンドサウンド好きの自分にとっては


またちょっとしたバンドブームが来て嬉しい限りです



バンドリ!ももちろん面白かったのですが


学生特有の情熱といった部分では

少々物足りないところもありましたので



「久々に好みのやつが来た!」

て感じです♪



アニメ第2期がくることをここ待ちにしながら・・・

ロックしていきたいと思います!!




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きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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