初期KORNのアンサンブルのバランスが秀逸な件
- 霧切酢
- 4月14日
- 読了時間: 2分

ニューメタルと言えば!
少し時代を遡ると
7弦ギター使ってるのは異端!
みたいな空気があったりなかったり
(日本だけ?かも)
そんな逆境を跳ね除け
ニューメタル
極端なダウンチューニング
こういったジャンルを開拓していった
KORN
彼らの存在はなかなかにユニークで
初期に限って言えば
現代でもちょっと面白く聞こえるかも?
KORNって
ニューメタルのパイオニア
モダンでヘヴィなジャンルの王道!
みたいな触れ込みをよく目にしますけど
多分今の人が聞いたら
「あれ?」と違和感を感じると思います
何と言いますか・・・
チューニング自体は確かにかなり低い
でも
どこか音がスカスカして聞こえる
メタルっぽい重みが足りない
こんな感覚になるかと思います
多くの人がイメージする
メタルっぽい重さって
SLIPKNOTの方が近いと感じる人が
多いのではないでしょうか?
と言うのも
KORNの目指してる重さって
メタル的な重さと言うより
クラブミュージックに近いんです
より重心が低い所の低音って感じ!
メタル系って実は中音とかで
音圧とかを感じるんですけど
KORNはそこよりさらに低く
ラップ向けの音に近いです
個人的にドラムのキックのような
ベースの音作り、アプローチが
トラックメーカーが行う
キックを重ねる手法に似てるように思います
多分これを意識しているため
ベースを打楽器のような音にする
本来必要なベースの中音をカットする
ベースの代わりにギターが補う(BIG MUFF)
みたいな編成になっているのかなと
実はかなり計算された
アンサンブルなんだな思いますね
こんな感じに
実は一風変わった編成なので
メタルの音を期待していると
「ちょっと違うな〜」と感じるのでは...
尤も、アルバムを出すにつれ
徐々に普通のメタルっぽくなりましたけど!
こういう実験的なアンサンブル
もっと増えて欲しいんですけどね〜
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