何故エレキギターの速弾きは『ピロピロ』と呼ばれ嫌われやすいのか?
- 霧切酢 
- 9月20日
- 読了時間: 3分

わからんではないが悲しい
クラシックだと普通に出てくる
速いフレーズ
ジャズにも複雑だったり
素早いフレーズは出てくる
なのに
ロックとかメタルでやるような
所謂速弾きと呼ばれるギターテクは
何故か一定数叩かれたり
嫌われやすい気がします
やってることは大して変わらないのに!

これにはやっぱりそれ相応に
理由があるのではないかと
前々から思っていたのですが
先日Xでもポストしてみると
なかなか面白い意見が聞けました
で、色々とご意見を見ていったところ
曲として必要というか
速弾きすることが目的になってる
この要素がデカいと感じている人が
そこそこいるからなのかなと
それこそ速弾きフレーズを弾くために
- ダイナミクス 
- トーン 
- 曲そのもの 
ここら辺を犠牲にする側面も
あるからなのかもしれません
少なくともクラシックは
ここら辺を犠牲にしてませんし
そもそもジャズはアンサンブル同士で
刺激を与え合うジャンル
そう考えると少しだけ
ロック、メタルの速いフレーズは
異質とも言えるのかもしれません
だからわざわざ
『速弾き』と呼ばれているのかも?
そして、多分我々日本人は
気づきにくいのかもしれませんが
世界的には
グルーヴ、ビートを重視した
ジャンルが受けやすい
これは確実に関係しているかなと
もう数年前からそうなんですけど
世界的には圧倒的に
クラブミュージックの方が人気で
ロック、バンド系はかなり下火
もっと言えばラップが世界的に人気で
如何にグルーヴの需要があるかがわかります

ここら辺を意識しているのが特にわかるのが
Polyphiaですよね
明らかにアプローチを
クラブミュージックよりにしてますから
そんなわけで
ロック、メタル系の『速弾き』って
この主流から外れた
真逆の位置にあるんですよ
それが悪いわけではないんですけどね
実際に
洋楽でもパンク〜ニューメタル辺りは
ギターソロ排除が流行りましたし
ネオクラ系のアーティストって
大体日本とかでしか人気なかったりします
(ファンの方すみません)
あくまでギタリストに支持されていて
一般層には少し厳しい感じ
後世に与えた影響という意味では
多大ですけど
そもそも
ロック自体がダンスミュージック
この認識がないからこそ
日本は独自のバンド文化が発展しましたし
ガラパゴス的な音楽の発展をしてます
だからこそグルーヴが関係ない
ピロピロ系も支持することができた
でも
元々ロックをダンスミュージックと
理解してる人からすると
変わらず邪道に聞こえるから
批判の声が出てしまう
これは確実にあるかと思います
ダンスの音楽なのにダンスしない
こう考えるとおかしな話でしょう(笑
他にも曲をぶち壊しかねないとか
色々あると思いますけどね
そんなわけで良くも悪くも
ピロピロ系って
ちゃんとエンタメしてるなと
エンタメって無難なことばっかじゃ
楽しくありませんし
「周りからの評価など知らん!」
くらいの気持ちがないと
一人前のピロリストにはなれません
むしろ日の目をあまり見ない方が
ピロリスト冥利に尽きるかも!
えっ?私はどうかって?
こうなりました








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