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グロウル(デスボイス)と単なる怒鳴り声(キモ声シャウト)って感覚的に違うの?

更新日:2023年6月21日



案外知られていないグロウルの感覚



中高生くらいの男子になってくると

悪っちいものに憧れがちなもの...



今まで邦楽しか聴いてこなかったやつが

洋楽聴いていきなりイキリ出したり


メタル以外のジャンルはクソといってみたり



ある種の登竜門とも言えますね



で、結構うるさい系の楽曲にハマると


グロウル(デスボイス)を初めて聴いた衝撃から

「これ出せるようになりたい!」


憧れのみで突っ走ってしまい



カラオケで変ながなり声出してしまったり

デスボイスと称してヘンテコな声を出してしまったり



側から見ると痛い人になってしまうケースも

少なくなかったりします



そして実際に録音とかして

理想と現実との差に幻滅する


ここまでが青春のセット!



 



キモ声シャウトとは?




まずは”キモ声シャウト”の定義からしておきましょう



キレイに声が歪んでいなくて

無理矢理ガーガーいってるだけみたいな声



ちゃんとしたスクリームのような

しっかりとした歪みが作れていない


おっさんが寝返り打った時に出すみたいな声



中途半端に音程が残っていて

なんだか苦しそうな声だったりもします



これを俗称でキモ声シャウトと呼ばれたりしてます

まあ、はっきりいって大抵の下手な人はこれ



 


何故キモ声シャウトが生まれるのか?




1.大抵の人はカラオケで歌うから




カラオケというのはあくまで遊びの場であって

本格的に歌を練習するのに適した場所ではありません



カラオケで歌を歌うと


  1. 小さな声でもしっかり拾うマイク

  2. 反響しやすい部屋

  3. 過剰なリバーブ(エコー)



こういった要素があるので

本来の歌声の粗を覆い隠してしまいます



だからこそ気軽に楽しめるんですけどね!



で、ここで”キモ声シャウト”を行うと


いい具合に声が潰れたり部屋の反響やリバーブの影響で

ちゃんとできていなくてもそれっぽく聴こえてしまう



この感覚が染み付いてしまって気づかないまま

自分は出来てると勘違いしてしまうケースが多いです



そのまま実際にバンドを組んでみたりして

録音して聴き返してみると粗が丸裸になるので


そこで初めて出来ていないと気づくということですね



ちなみにキモ声シャウトをすると

かなり声帯にダメージがいくので割と危険です



 

2.正しい発生時の感覚を知らない




まあこれを言ってしまったらお終いなんですが...😅



グロウル、スクリームというのは


普通に会話で使っている声帯以外を使用するので

明らかに通常の発声と感覚が異なります



この声帯以外を使う感覚がわからないから

”キモ声シャウト”しか出せない



全くグロウルが出せない人が初めて出せるようになると

その感覚が全く違うことに気づきます



喉の奥の方が結構強めに ”バチバチ”!!って

何かが弾けているような感覚が正解



そして個人的に更に問題だと思うのは


割と才能がある人は最初から天然で出来てたりするので

この感覚の違いを説明してなかったりするのです



 

まとめ



キモ声シャウト=喉の奥が引きちぎれるみたいな痛みがある


正しいグロウル=喉の奥の方に”バチバチ”とした感覚がある



一応両方体験したことがある私としては

こんな感じかと!


あとはフィルター無しに自分の声を聴いてみて

プロの方の発声と同一のものか判断してみる



自分が正しいグロウルができているか疑問な方は

この”バチバチ”とした感覚があるか確かめてみましょう!




きりぎりす@る〜む

        DOGRA MAGRA

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